春間近の雑木林 |
わが家の近くには海抜30メートルほどの里山がある。ブナやナラ、ヤマザクラなどの雑木が里山全体を覆っていて、それらの下には低木がある。夏場はなかなか歩きにくい雑木林も、この春先だけは、じゃまする物が少ない。歩いて登ると、遠くに米山(993メートル)が見えた。 |
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夕陽をあびた米山 |
ほんの数分でした。雪解け前の米山が夕陽をあびて赤くなっていたのは。待っていてくれよ、と祈るような気持ちでカバンからカメラを取り出し、ファインダーをのぞきました。太陽の力によって雪が解け、米山の色が次第に変わっていきます。今年は春が待ち遠しい。 |
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尾神岳と朝日 |
大潟区から吉川に向かって車を走らせていた時に見えたのがこの光景だ。尾神岳から朝日が昇っている。何回かこれに近い風景は見ている。が、撮りたくなるようなチャンスはめったにやってこない。朝の太陽はこんなにもやさしく、温かかっただろうか。 |
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雪のなかの天使 |
豪雪状況の視察をしている時だった。3メートルを超える雪になかで一人の子どもが遊んでいた。真っ白い雪と赤い服を着た女の子、まるで天使が降りてきた感じだった。過疎の進むこの地で、みんなに可愛がられているにちがいない。 |
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竹細工を楽しむ夫婦 |
高床式の一階部分にいつも灯りが点いているので、なぜかと思ったら、そこはある夫婦の仕事場だった。電球1個の灯りの下で、小さな丸ストーブで暖をとりながら笊(ざる)を作っている。暖かく、幸せいっぱい…年をとったら、こんな生活も悪くない、そう思った。 |
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絵本と同じ風景 |
吉川区内で最も多い積雪を記録する集落は上川谷である。2005年2月2日、同集落の雪の状況を見るために出かけた。雪は降り続いていた。車の外でも写真を撮ったが車内で撮ったこの一枚の写真が気に入った。幻想的で、どこかで見たことがある風景。以前読んだことのある絵本の中に出てきたものと同じだった。 |
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蛍場から見た夕陽 |
これだ。この色だ。先日の夕方、蛍場にいて見た夕陽の色、これは41年前の3月19日に村屋で見た夕陽の色と同じだった。あの日、祖父である音治郎が死んだ。大好きだった祖父の死を聞いて空を見上げた時、目に入ったのが夕陽のこの色だった。 |
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霧のなかの電柱 |
子どものころ、電柱のそばまで行って耳をあてたことがある。ウーン、ウーンとうなっていた。これはトランスの音だったのだろうが、私は「電気の音」だと思った。電気がそれぞれの家庭に流れていき、灯りをともす。ラジオも鳴らす。電気というものはすごい、と思ったものだ。 (写真は天林寺地内にて撮影) |
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溯上するサケ |
コンクリートでできた堰の浅瀬を水しぶきをあげながら必死で溯上する一匹のサケ。ここは柿崎町を流れる黒川にかかった丸山橋上流である。急流を上り切る力を持ったサケもいれば、途中で断念して流し戻されるものもいる。写真のサケは浅瀬を10メートルくらい上ったところで力が尽きてしまった。でも、ほめてやりたいほど、すごく頑張った。 |
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晩秋の小苗代池 |
吉川町には灌漑用の湖沼がたくさんある。鯉やフナなどの魚がいて、様々な鳥たちもやってくる。そして春から冬にかけ、周りの木々と一体となっていろんな景観をつくりだす。この小苗代池もそうした池の一つだ。晩秋の冷え込んだ朝、湖面には薄い霧が立ちのぼる。カメラを向けると同時に、風がサァーッとやってきて、湖面に波紋が広がった。 |
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