おはようございます。今朝は冷えましたね。わが家のある吉川区代石では昨夜から雪が降り始めました。積雪はほんの2、3センチです。でも、ついに来たかという感じです。
昨日は12月議会の最終日でした。注目の議案は個人情報保護法に関連する条例、特別職の職員の給与に関する条例など何本かありました。日本共産党議員団では、上野議員が代表して反対の討論を行いました。
このうち、個人情報保護法に関連する条例については、「この条例は、昨年5月に成立したデジタル関連法の一環だ。デジタル関連法の中心部分は、国や地方自治体が持つ膨大な個人情報のデータ活用をいわゆる成長戦略に位置づけ、外部提供した企業にAIで分析させ、デジタル改革という名でデータの利活用を企業などが利用できるようにするものだ。このことは、個人のプライバシーの侵害、地方自治の侵害、国民生活への影響といった多くの問題につながることは明らか」などと述べました。
また、特別職の職員の給与、教育長やガス水道事業管理者等の給与などに関する条例の一部改正については、「いずれも期末手当引き上げなどを行うもの。引き上げ幅はそれほど大きいものではないとしても、市民は依然として物価の高騰、燃料費や下水道料金などの引き上げの中で厳しい暮らしを強いられており、こうした中での引き上げは状況にふさわしくない」と述べ、反対しました。
採決の結果、個人情報保護法に関連する2条例については、日本共産党議員団と牧田議員が反対、他の議員は賛成でした。特別職の職員の給与、教育長やガス水道事業管理者等の給与などに関する条例の一部改正については、日本共産党議員団がすべて反対しました。副市長の給与引き下げを含んだ条例は、日本共産党議員団のほか、政新クラブの牧田、滝沢、近藤議員、無所属の宮越議員も反対しました。その他の議員は賛成でした。
介護保険制度の改善を求める意見書採択に関する請願書の討論も行われました。日本共産党議員団の平良木議員が賛成の立場で討論に参加しました。同議員は、「政府は、2023年通常国会に向けて、介護保険見直しの検討を進めている。要介護1・2の訪問介護、通所介護を総合事業へ移す案やケアプランの有料化は当面見送られるようだが、利用に際しての2割負担の対象を拡大する案などの論点については、年明け以降も議論され、制度改定に反映されかねない状況である。これらのことは、介護保険の根幹に関わり、サービス利用者と事業者双方にさらなる矛盾と困難を押しつけ、まさに保険あってサービスなしという状況を生み出しかねない改悪であることから、到底認めることはできません」とのべました。
採決の結果、日本共産党議員団の3人のほか、政新クラブの牧田、鈴木、栗田、近藤議員、会派みらいの高山議員、無所属の宮越議員が賛成、他議員は反対で、不採択となりました。
昨日は最後の最後で本会議は混乱しました。直接的な契機は、議長による発言取り消しの言い渡しです。12日の一般質問では、宮越議員が2人の市民の個人名を挙げて、市長にこの人たちとのかかわりをただしましたが、議長は、「個人名を挙げての質問は不適当」などとして議長職権で、個人名を挙げた発言を削除、取り消すとしました。これは自治法に定められた権限ですので、異議があれば所定の手続きにのっとり、進めればよいことです。しかし、宮越議員は動議として発言し、削除と同時に個人名を挙げての質問についてのルール化を求めました。私はルール化については賛成ですが、宮越議員の個人名を挙げての発言は動議をもって取り消しを求めるのは不適当だと思いました。ちなみに個人名を挙げての質問についてのルール化については本会議前の議会運営委員会でも発言があり、そういう方向で今後進むものときいていました。それだけに、議長には毅然として対応していただきたかったですね。
きょうは私の所属する災害対策特別委員会と総務常任委員会があります。たぶん、大島区へは行けないでしょう。
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