生活者、事業者支援の補正予算可決

季節の風景

おはようございます。今朝は6時過ぎに起床しました。深夜2時頃に携帯電話が鳴り、何事かと思ったら、「しんぶん赤旗」日刊紙の輸送途中で事故があり、到着が通常よりも1時間ほど遅れるという連絡でした。今冬初の連絡です。外は曇り空、今朝の雪はチラッと降っただけです。

昨日は市議会臨時会でした。一般会計補正予算などが審議され、全会一致で可決成立しました。

一般会計の補正は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して、①「住民税均等割のみ課税世帯に対し、1 世帯当たり 1 万 5 千円を支給するとともに、同世帯において18 歳以下の児童を扶養している場合にあっては、児童 1 人当たり 1 万円を合わせて支給する。また、住民税非課税世帯に対する支援として、灯油代を支援する経費も増額する(1億5807万円)」「介護保険施設を運営する法人を対象に、食事の提供に要する費用の一部を支援するための経費を増額する(7383万円)」②「市内中小企業者や農林水産事業者などを対象に、エネルギー価格高騰対策として省エネ設備を導入する際の費用の一部を支援するとともに、収益力向上を図り賃上げ環境の整備に取り組む事業者を支援するための経費を増額するほか、物価高騰の影響を受けた生活者の消費を下支えし、あわせて、商工団体等による消費喚起や売上増加への取組を後押しするため、商工団体等が実施するプレミアム付商品券発行事業に要する経費を増額する(1億100万円)」③「乳用牛又は肉用牛を飼養している市内の畜産農家を対象に、粗飼料に係る費用のうち、価格上昇分を支援するための経費を増額する(1981万円)とともに、土地改良区が管理する農業水利施設の電気料金のうち、価格上昇分の一部を補助するための経費を増額する(250万円)」ものです。このほか、ふるさと納税等による寄附金が当初の予想を越えて6億3120万円ほどになる見込みであることから、ふるさと上越応援基金等積立金及び返礼品代等を増額する(1億2464万円)ことも盛り込まれました。

国の令和6年度補正予算を活用した公共事業の前倒しも予算化されました。具体的には、国の防災・減災及び国土強靭化推進措置財源を使って、「令和 7 年度に計画していた市道や公園施設、河川等における工事の一部などを前倒して実施する経費を増額するほか、下水道事業会計補正予算において生じた収支不足分について、繰出金を増額する」というものです。

総括質疑には日本共産党議員団の上野団長が今回の補正予算編成の基本的な考え方をただしました。同議員は大潟商工会などの役員も務めていますが、3回にわたる質疑のなかで、「商工団体等が実施するプレミアム付商品券発行事業は(商工団体の合併があるなかで)柔軟に対応する」ことなどの答弁を引き出しました。

委員会審査で、私は乳用牛、肉用牛の粗飼料の価格上昇分を支援する予算について評価したうえで、実際に関係農家の声を聞き、「上昇分を100%穴埋めできる予算になっているか」を問いました。担当課長は農協などからしっかり聞いて対応していると答えていました。畜産はいま重大な危機に直面していますので、ぜひ生産現場に今まで以上に足を運んで支援してほしいと思います。ふるさと納税に関しては、6億円を超えたとはいうものの、課題は少なくありません。地道な取組でふるさと納税額を増やしてきたとは言うものの、市民が他自治体のふるさと納税で多額の納税をしており、その差引額は昨年度で4000万円ほどであることが明らかになりました。市内の特産物を宣伝し、生産拡大につながる面がある一方、実質的な財源確保に大きな貢献をしてはいないのです。

きょうは、これから、活動レポートの新聞屋さんへの折り込み依頼をしたのち、原発関連の集会に参加します。トップ画像が昨日の厚生常任委員会審査の様子です。

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