おはようございます。今朝は5時半から原稿書きをしています。資源ごみを出しに行って気分転換をしてきたのですが、なかなか前に進みません。外は冷え込みました。車のフロントガラスが初めて凍りました。
昨日は災害対策特別委員会の2日目の視察で、浜松市にある防潮堤の現場へ行き、関係者の方から説明していただきました。
この防潮堤は「静岡モデル」とも言われるほど注目されていますが、2012年に事業着手、2020年に竣工しました。天竜川河口から浜名湖までの沿岸域17.5㎞の長さです。コンクリート造りかと思ったら、ダム技術を活用したCSG工法(現地の土石とセメント、水を混合して造る工法)でした。使用した土砂は400万㎥。高さは高いところで15㍍、自然を生かした大規模な堤防といった造りで、これだと景観上も問題も少なくなると感じました。総工費は331億円ですが、そのうち300億円は地元の一条工務店グループの寄付だといいますから驚きです。
説明役は浜松土木事務所の徳増沿岸整備課長さんでした。徳増さんは、パワーポイントを使って「最低限、人の命を助けることを目的とした防潮堤だ。〝みんなでつくろう防潮堤市民の会〟など地元住民と連携した取組の中で事業を進めた。津波対策だけでなく、生物多様性ホットスポットなどを重視している」などとのべていました。ここはアカウミガメの産卵地であることを初めて知りました。
現場事務所での説明を聴いた後、防潮堤に上り、説明を続けていただきました。15㍍の高さまで上がると、延長17.5㎞の防潮堤全体が見えるんですね。西の方向はかすんでいるところもありましたが。目印となる建造物は確認できました。実際に津波が押し寄せた時にどんなふうになるかは予想できませんでしたが、強大な盾となることは確かです。海には適度の波が押し寄せていて、サーフィン愛好者が30人近く海に入っていました。景観はまずまずでした。
午前に視察が終わったので、昼食休憩時間帯はたっぷりとあり、大きな本屋さんに入り、本を見て回りました。そのなかで、岩波新書1冊と植物図鑑1冊を購入してきました。木の高さは人間との対比で見ることができるし、解説は子どもから大人までわかる内容となっていました。読み始めると終わらなくなりそうです。いい本を入手できました。
きょうは地元で活動の予定でしたが、新潟での党議員研修会に参加してきます。
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