おはようございます。今朝は6時に起床し、デスクワークと印刷作業をやっています。誤字脱字が何か所かあり、活動レポートは裏面で一部修正しました。外は晴れ、車のフロントガラスも凍っておらず、助かりました。
昨日は市議会全員協議会が久しぶりに開催されました。私の記憶では佐渡汽船「あかね」の売却問題以来かと思います。今回の議題は、市内の第三セクター、「リフレ上越山里振興株式会社」が雇用調整助成金などを不正受給したとして支給決定取り消し等の通知を受けた問題です。
冒頭挨拶した小田副市長は、受給した助成金などを早期に返還するよう同社に働きかけていることを明らかにし、阿部産業観光交流部長が不正受給の概要、今後の対応についてなどを報告しました。
報告によると、不正受給した金額は雇用調整助成金が3283万円余、緊急雇用安定助成金が632万円余です。いずれも最初に不正が発生した日以降に受給した助成金の全額が不正受給額とみなされたとのことです。それに伴い、新潟労働局からは不正受給全額だけでなく、年3%の延滞金(法定利息)と当該変換金額の2割相当額が請求されます。市は同社に対して、早期に調査を終了させること、新潟労働局への返還金は同社が返還するよう求めたといいます。そして、同社が依頼した弁護士による調査結果を踏まえて、指定管理者としての処分、会社の在り方について検討するとしました。また、今後、「弁護士による調査結果が出るまでは、指定管理者として適当であると判断できないこと」を理由に、同社が管理している「くわどり湯ったり村」「ヨーデル金谷」「ゆったりの家」の3施設は来年1月5日から当面休館することを通知したということです。
報告後、議員からは、不正受給の実態、会社社長の発言、不正実態調査の在り方、今後の対応などをめぐって質問が相次ぎました。日本共産党議員団は3人が分担して質問することにし、私が不正実態、上野議員が社長発言と監査、平良木議員が返還金対応について質問しました。このほか、近藤、宮越、滝沢、牧田議員などが発言しました。
このなかで、新潟労働局は最初の不正発生日を確認して、それ以降の申請・受給分を全額不正受給額とみなしたが、いつ、どれだけの不正があったかなどの不正の全体を調査していないことが明らかになりました。労働局は不正があったことを確認すれば、所定の手続きをするということです。となれば、実態調査は独自にすることが求められます。しかし、不正実態調査は、リフレ上越山里振興株式会社が依頼している弁護士の調査に事実上、ゆだねられた感じです。そのため、不正金額の全体像、誰の判断で不正をしたかなどは弁護士の調査がすすまないとわかりません。議員からは、「会社が依頼した弁護士だと会社の弁護をすることになるのではないか、市独自に調査するため別の弁護士に依頼しないのか」という質問も出ました。市側は、それぞれの弁護士が調査するとなると混乱する可能性があるとして、現段階では独自に依頼する意思はないとしました。
このほか、議員からは、第三セクターに、経営に精通した人がいないところがあること、市の検査体制が弱いのではといった指摘、返還金を地元だということで「あて職」で役員になった人にまで求めるものは酷だ、などの意見が続きました。
全員協議会は2時間ほど行われましたが、不正実態ひとつとっても解明はこれからという状況です。議会のチェックは今後も必要です。会議が終わろうとしたタイミングで、私から議長に、「今後、どうするか示してください」とメモを渡しましたが、他の議員からも今後も解明などの会議が必要だとしての発言がありました。その結果、議長は各派代表者会議で協議すると約束しました。
なお、市内の他の三セクですが、43法人を調査したところ、16法人が雇用関係助成金を受け取っているが、いずれも不正はなかったとのことです。
きょうはこれから直江津の三八市での宣伝行動です。その後、大島区に行く予定です。午後からの厚生常任委員会も傍聴したいのですが、時間がなければ、インターネットで録画を見ます。
コメント