おはようございます。今朝は宮崎市のビジネスホテルからの発信です。5時前に起床しました。昨日の動きで疲れていたこともあって、眠りはまずまずでした。外はまっくらですが、はれているようです。
昨日は早朝に家を出て、上越妙高駅へ。そこから北陸新幹線で東京まで行き、羽田から飛行機に乗って宮崎市に来ています。新幹線は快適で、2時間ほどの乗車のなかで「春よ来い」を一本、書きました。飛行機は久しぶりでした。窓の外に見える雲は立体感があって新鮮でした。下からは平面にしか見えませんからね。海は穏やかでしたが、光が当たるときらきらして、人の皮膚の表面のようにも見えました。面白かったのは、宮崎空港が近づいたころ、客室乗務員がアナウンスで「なんじゃこら」というお菓子の宣伝をちょこっと入れたことです。このひと言がずっと気になり、商店街を歩くときはこの商品を探し続けました。もうひとつ書き忘れました。今回のフライトでは耳が痛くなりました。これは降りてもしばらく続きました。
宮崎市は昨日、27度にもなりました。さすが南国、宮崎だと思いました。じつは、新潟の感覚で防寒着を持参していましたが、全く必要がありませんでした。空港では空港名にもなっているブウゲンビリアの花が迎えてくれました。初めて見た花ですが、オシロバナ科で、熱帯性の低木の花ということです。暖かいところを象徴するような明るい花の色です。花言葉は「情熱」「あなたしか見えない」「あふれる魅力」だとか。下の画像は空港で見たブーゲンビリアと市役所近くで見た名前がわからない花。
さて、視察です。今回は市議会総務常任委員会としての視察です。宮崎市は、近隣自治体と合併し大きくなるなかで、これまでの地方自治法に基づく地域自治区を設置し、「地域の多様性を生かした住民主体のまちづくりを推進する」「地域住民の声を市政や地域のまちづくりに反映する」ことなどに力を入れてきました。また、「地域まちづくり推進委員会」を設置し、「地域の特性や資源を生かし、住民ニーズへの対応や地域課題の解決に向けた住民の主体的な取組を推進する」などとしてきました。さらに地域コミュニティ活動交付金制度も創設し、推進してきました。しかし、20年近く経つ中で、人口減少が大きく進む中、地域協議会の会議の形骸化が進んでいること、協議委員の高齢化と固定化、住民組織との二重化・重層化などの問題が起きていることなどから、「地域まちづくりのあり方検討会」で今後の方向性などを検討してきたといいます。その結果、今年度の3月議会において、地方自治法に基づく地域自治区制度によるまちづくりを見直し、宮崎市独自の条例を制定し、地域を運営する組織の体制、役割、機能などを定めました。さらにいま、そのっ具体化に向けて動いています。新年度(2025年度)からは大きく変わろうとしています。
視察研修では、これらについて担当している地域振興部地域コミュニティ課の職員がパワーポイントを使って概要を丁寧に説明してくださいました。また、事前にこちらから提出しておいた、「地域自治区制度を見直すことを決断した理由」「市長の諮問機関がなくなることに問題ないか」などの質問にも答えていただきました。その上で、こちらの総務常任委員が、「思い切った改革と言えるが、地域自治区がなくなることになっていくのではないか」「(今回の改革の)モデルはあったのか」など次々と質問を行いました。私からも、①地域のことは地域で決めるという仕組みが大事だが、新たな見直しで、地域にその権限がなくなってしまうのではないか。再び行政主導の地域づくりになる可能性がある。②地域の「魅力発信プラン」は地域計画として重要だと思う。どれくらいの期間なのかなど具体的に説明していただきたい、などと質問しました。時間がないので、後で、回答を含めて詳しく報告したいと思います。私の感想ですが、気になったのは自治権の後退と行政主導の復活です。上越市においては、宮崎市の事例に学んで、地域住民主体のまちづくりができる方向性を打ち出していきたいと思いました。トップのイラストは紙がなかったのでホテルの電話のメモ用紙に描きました。コピックペンを持参していませんので、ボールペンのみです。家に戻ったら、色を塗ります。
昨日は国会でも大きな動きがありました。移動の最中でもスマホでニュースを見て、「玉木が不倫だって。それでも代表続投とは驚いたね。こりゃだめだ」「石破はこの先、どれくらい持つのかな」などといった会話が続きました。
夜、ホテルのロビーに佐野洋子作・絵の『100万回生きたねこ』があり、読みました。つい先だって、わが家のねこが死んだこともあり、この絵本が胸に響きました。ねこの死はかなしいけど、何となく元気をもらったような気がします。
きょうは大分市に移動してモビリティサービスなどについて学びます。
コメント