上越市の魅力つかみ、持続可能なまちづくりへ

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おはようございます。今朝は5時前に起床し、「しんぶん赤旗」日刊紙を配達してきました。夜に雨が降ったこともあって、いくぶん涼しくなった感じがしました。

配達後はコウノトリの観察に出ました。ここ数日はなかなかあえないでいたのですが、今朝は6時半過ぎになって巣の近くにある農道に7月中旬に巣立った4羽がそろっていました。そこには15分くらいいて、その後は1羽、2羽と飛び立ち、単独行動となりました。4羽のうち個体番号J0794の幼鳥(最後に巣立った鳥)は柿崎区上直海にいました。1羽だけになって、単独でエサを獲って食べている姿は感動でした。これから集団行動より単独行動が多くなるのでしょうね。遠くへと旅立つ日が近づきつつあるなと思いました。今朝の動画は下線の付いている部分にタッチしてください。これまでのコウノトリの動画は「吉川区内でのコウノトリの動き」をご覧ください。

昨日はまず午前に8時から胃カメラ検査を受けました。結果は異状なしでした。血圧も良好でした。その後、ジョーシンなどで買い物をしました。、午後から議員勉強会がありました。今回の講師は上越市創造行政研究所所長として昨年から来ていただいている藤山浩さんです。藤山さんは「上越市の持続可能なまちづくりについて」というテーマで話してくださいましたが、人口減少が加速化する中で上越市をどうしたらいいのか、ズバリ語ってくださいました。トップのイラストはその様子を描きました。

藤山さんが講演の最初の部分で上越市の人口減少のゆゆしき状況と今後の対策の方向性として示されたのは、「上越市の危機と3つの可能性」です。人口減少が加速化し、若年女性の流失が大きいとして、ここ2、3年で「持続可能な未来形」を始動させなければならない、とのべ、①地方都市随一の「自給循環力」、②地元から創り直す「自治力」、③首都圏への「レスキュー力」の3つの可能性を今後の持続可能なまちづくりをしていくうえで追求していくことの大切さを訴えました。③については、これまで考えたことがなかったのですが、①②はこれまで上越市の魅力として私自身も訴えてきたことですので、全く同感です。

すごいなと思ったのは、人口の増減、出生率、高齢化率などを地域ごとに丁寧に分析して実態をつかむとともに、出生率・流失率・定住増加の3つを組み合わせ、人口安定化へのシナリオを提起していくその手法です。実態がよく見えてくるし、どういうことに手を打ったらいいかもおぼろげながら、見えてきました。目指すは地域循環型社会の実現です。地域を軸に、食料だけでなく、エネルギーや水など生きていく上で必要なものを最大限自給し、循環させる。そして、それを推進するためには地域自治が重要です。「上越の自治区は未来形だ。未来でこそ生きる」という気持ちで頑張る。このままだとあと数年で終わってしまうと思われる地域もこの考えを活かせば復活できる、そう思いました。

このほか、講演を聴いて心に残ったことは、「観光は卒業した方がいい」「上越市の東部は緊急スクランブル対応が必要」「地区別診断、地区別目標、それを実現するための人員配置が重要で、5年が勝負」「農業は風雲急を告げている。このままだと担い手は10年で半減する。草刈りは76.7歳が限界」などです。講演の内容はいただいた資料を基にゆっくり振り返ってみようと思います。

講演後の質疑応答で私は、藤山さんに、「今後のことを考えるとヒントがいくつもあった。ただ、市の行政は総合計画で運営していくことが基本となる。先生のお考えでいくとするならば、現行の計画は見直しが必要と思うがどうか」と訊きました。これにたいして藤山さんは、「計画はまだ全部は読んでいないが、まだまだ未来形に踏み込んでいない。自治区は自治区ごとに違いがある。各自治区がどうやるか踏み込んでいくことが重要だ」とのべておられました。地域自治区ごとの地域計画づくりは待ったなしですね。

講演後、浦川原区へ行ってきました。16日の早朝に熊沢のお寺で暁天講座があり、そこでコウノトリについて話してほしいと要請されているのです。その事前準備に行ってきました。

きょうは、午後から、農機具屋さんなどへ行ってきます。

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