市議会が市長の辞職勧告を決議

季節の風景

おはようございます。今朝は6時にコウノトリの観察に出かけました。観察場所はいつもとは違い、田んぼの農道入口でした。これは、昨日の夕方、友人から聴いた「朝には近くの田んぼに来ているよ」という情報をもとに出かけたものです。その通りでした。カメラを構えたら、農道上でメスの親鳥が幼鳥たちにエサの撮り方を教えている(?)場面が飛び込んできました。運良く、貴重な場面を撮影できました。静止画像では、幼鳥たちが畔を歩くところや親鳥が巣材を口ばしで刺している場面などを撮れました。今朝の動画はこちらから、これまでの動画は、「吉川区内でのコウノトリの動き」をご覧ください。

上越市議会は昨日、中川幹太市長に対して、「不適切な発言や不当な発言で市民に心痛や不快感を与えながら反省は口にしているが、反省を次に活かす、教訓とする姿勢が見られない。本質的に偏見や差別意識を持っているのではないかとさえ感じる。市政の混乱と市民の信頼を失墜させたことに対する政治的、道義的責任はまぬがれない。速やかに職を辞することを勧告する」という決議を行いました。これには会派みらいの4議員と公明党の2議員が反対しましたが、他はすべて賛成でした。市長に対する辞職勧告決議は上越市議会史上初のことです。

中川市長は6月議会一般質問で、市内の大手化学メーカーについて、「研究開発以外は工場での勤務だ。基本的には高校を卒業したレベルの皆さんから働いていただくことになるので、頭のいい方だけが来るわけではない」と高卒者を差別する発言をし、全国的にも大問題となりました。昨日は、中川市長のこの不適切発言に関して、「自らのを強く戒めるためとして」市長の給料の7月から11月までの5か月分を全額カットする条例と関連の補正予算を提案しました。

これらの議案については総括質疑に7議員が次々と登壇し、「給料カットで区切りとするのか」「市民の声はどのような形で耳に入っているか。社会的影響をどう認識しているか」「人の心の痛みをわかっているのか。多くの人が辞職すべきだと言っている。次はない。これらの声にどう応えるか」「お金の問題で解決できるものではない。辞職の決断はなかったのか」などと追及しました。これにたいして市長は、「これで終わりだと思っていない。今後もお詫びを続けていく」「市民の声は重大なことと重く受け止めている。再び不適切な発言をしないよう強い決意で臨む」「(辞職ではなく)一つひとつ丁寧に公約を実行する(ことで責任を果たしていきたい)」などと答えていました。

議案審査は総務常任委員会で行いました。審査にあたっては市長の出席を求めて(4対3の賛成多数で出席要求)審査しました。私はトップに質問に立ち、「これまで何回不適切発言をしてきたか」「不適切な発言は専門家のアドバイスを受けて表現の仕方を改善すれば済む話ではない。市長の教育や学歴などについての考えが根っこにある。議案を提出する前にこういう議論はしてこなかったのか」「総括質疑などのやりとりを聴いていて、場合によっては辞職もありうると聴こえた。どういう状況になれば、出直して(辞職して)もう一度頑張るということになるのか」などと追及しました。これにたいして、「(不適切発言は)特に大きかったものとしては、今のところ10件程度はある」「学歴差別などの意識はない。これから皆さんの気持ちを汲み取りながら発言するよう、気をつけて取り組んでいきたい」「不適切発言については、反省をし、信頼回復に努めて、政策を1つ1つ実現していくことで皆さんのご期待にそえるものとなるように努力をし続けていく」などと答えました。委員会での採決では、議案に賛成するものは一人もいませんでした。全会一致で否決でした。

市長は、提出議案が本会議でも全会一致で否決となり、辞職勧告決議も圧倒的多数で可決されたことで、自らの進退をどうするかが問われます。報道関係者に対しては、「少し時間をいただき、後日、皆さんに伝えたい」と述べたと言います。世論は辞職すべきだが圧倒的です。速やかに辞職を決断し、出直してほしいと思います。

夕方、コウノトリの観察に出かけました。こちらはいつもの場所です。これまでは大丈夫だったのですが、夕方になると、蚊がいっぱいいるんですね。これにはまいりました。でも、巣の上では巣立った幼鳥たちが4羽そろっていました。16日の最後の巣立ち以来、4羽そろいを初めて見ました。田んぼの中を歩いたのか、足環はどろだらけでした。この時の動画はこちらからご覧ください。

夜はぐったりでした。やはり、朝方の草刈りがきいたようです。それでも、イラストを描いたり、本を読んだりしました。ちょっぴりですが。

きょうは、午前に「しんぶん赤旗」日曜版の配達をし、午後から党務で糸魚川に行きます。夕方は吉川テラスです。

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