おはようございます。今朝は6時40分に起床し、資源ごみを出してきました。外は曇り空ですが、あまり寒い感じはしません。助かります。
昨日は一般質問の3日目でした。平良木議員から始まって宮崎議員まで6人が登壇し、ジェンダーギャップ、公共交通、通年観光、防災対策などで市長の考えを問いました。
このうち平良木議員は、市役所職員のジェンダーギャップについてとりあげました。上越市議会の一般質問では初めてかも知れません。市長は答弁の中で、国の「女性活躍・男女共同参画の重点方針2022」にもとづき、本年7月に公表した令和4年度の実績数値を述べましたが、常勤、非常勤職員全体では、男性の平均給与が約555万円、女性が約379万円で、その割合は68.3%だということでした。思っていた以上の数値だったのでびっくりしました。
私は防災対策と農業問題で質問を展開しました。このうち防災対策では、指定避難所における防災機能設備等の強化についてだけ書きます。指定避難所における防災機能設備等の強化については、本年7月12日に内閣府通知が出ています。そこでは、「指定避難所の防災機能設備等の充実強化」と「防災機能設備等を指定避難所に保有しない場合における民間事業者との協定締結など、災害時に必要となる防災機能設備等の協力体制」の2つの事項について書いてあるのですが、当市の実態とこの通知に対する対応について質問しました。
市長答弁では、「当市では当市では、指定避難所125か所と、指定福祉避難所98か所の合計223か所が調査対象だ。具体的に全国平均と比較すると、非常用発電機等は全国平均63.8%に対し、市は195か所、84.7%、飲料水の確保対策は全国平均74.8%に対し、市は218か所、97.8%、冷房機器は全国平均63.0%に対し、市は172か所、77.1%、暖房機器は全国平均74.9%に対し、市は206か所、92.4%、断水時のトイレ対策は全国平均71.7%に対し、市は217か所、97.3%であり、この5項目については、全国平均を上回っている。一方で、ガス設備は全国平均68.9%に対し、市は138か所、61.9%、 通信設備は全国平均63.1%に対し、市は43か所、19.3%、と、全国平均と比べ低くなっているが、災害時応援協定等により、ガス設備は大型小売店等から、通信設備は電話会社やケーブルテレビ会社から支援を受ける」とのべました。
私は再質問で、全国平均を下回っているものは早期に引き上げ、充実強化させることが求められる。同時に上回っていても緊急に改善しないといけないものもあるとして冷房機器の充実を訴えました。これに対して中川市長は、「今年も非常に長い渇水と、熱波が続いた。冷房については特に気を使っていかなければならない。体調の悪い方、高齢者、そういった方々が非常に苦労されて、もしかすると体調崩されるようなことになってくる。或いはそういう、それ以上のことになってくる可能性がある。私としては、素早くそういう、そういうところが充足されるように、部下に指示を出して徹底していきたい」と答えました。
昨日の一般質問では、「人・農地プランから地域計画へ」と動いている農政について質問しました。これは活動レポートに詳しく紹介する予定ですが、この質問を準備する中で、改めて、上越市の食料農業農村基本条例の素晴らしさに確信を持ちました。国では、新農業基本法案で、国内自給を放棄する、大規模農業を推進し、家族農業を崩壊させていく方向性を示していますが、市の条例はそのアンチテーゼとなっていますね。これはもっともっと全国に広げていきたいものです。
なお、昨日の質問の最中、元副市長だった大野さん数年前に会った際、「この基本条例は、私は町議時代から注目した素晴らしいものだ」と述べた時に、「これは私がつくったものです」と喜んでおられたことをふと思い出し、「さすがは大野さんだ」とのべました。当時の宮越市長が議場におられたにもかかわらず、当時の制定の最高責任者だった人への配慮が欠けていた発言でした。こころからお詫びを申し上げます。
きょうも一般質問です。追加議案も出ます。
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