女川原発の視察

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おはようございます。夜に発信すると言ったのですが、石巻のホテルからスマホにて発信します。外は晴れ、じつに爽やかな朝となっています。

昨日から災害対策特別委員会の視察です。今回は東北電力女川原発を見て、女川町の原子力災害における防災計画について聴き、意見交換する計画です。

昨日は、初めて仙石線に乗り石巻まで行き、その後はジャンボタクシーに乗って女川原発まで行きました。仙石線では、美しいリアス海岸を見ながら、津波がやってきたときのことを思いました。海が近く、津波が来ると危ないなと感じました。実際、電車の中には、避難時の電車からの降り方も図示されていました。

女川原発ではいま、2号機の再稼働に向けての工事が行われていました。東北電力の社員が600人、協力企業社員が5300人、合計5900人が働いているそうです。その人たちの多くは石巻のホテルなどからバスに乗り通っているので、ホテルは満員だとか。原発構内では、バスから降りて、防潮堤工事の現場を見ました。高さは約15㍍、思っていた以上に大きく感じました。その後、原発構内全体を見渡せる場所で工事の様子を見ました。その他、バス内から高台に配備された各種電源装置、淡水貯水槽大容量送水ポンプ車などを見て、説明を受けました。

PRセンターでは、現在工事中の原発建屋内の様子を映像で見た後、委員会メンバーが、「大震災で大きな事故に至らなかった理由はどう考えてるか」「地震で地盤が1㍍も下がったとのことだが、どういう被害を受けたのか」「新潟では柏崎刈羽原発は東京電力に任されないという声が出ている。他社が替わることについてどう考えるか」などの質問が出されました。会社側は、「原発敷地が津波より高かったことで(福島のような)事故にならなかった」「1号機の高圧電源盤が焼けるなどの被害が出た」「他社が替わることは考えられない」などと答えていました。

女川原発では1号機の廃止措置計画が認可され、廃炉に向かって動き出しています。全工程は34年で、いまは2027年度までの解体工事準備期間に入っています。もう少し進んだ段階で再び視察してみたいです。それまでには、全国的に廃止、廃炉が流れになるようにしたいものです。

原発構内では、撮影はいっさい禁止でした。ラフスケッチは、高台からの眺めです。超短時間で描きました。

女川原発からの帰りはジャンボタクシーでホテルまで運んでもらいました。途中、海の景色が美しく、何度もシャッターを切りました。そのうちの1枚です。

一つ、書き忘れていました。石巻で昼食をとるとき、上越市内のKさんから電話がありました。一昨日、私が書いた「春よ来い」を読んで涙が出た。そして、その夜、私の母と弟の夢を見た、というのです。ありがたい知らせでした。私も2人の夢を見て、どうして急にあの世に行くことにしたのか、母や父はどんな暮らしをしているか教えてほしいです。昨夜、私は久しぶりに父の夢を見ました。

きょうは、女川町で同町の原発事故時の避難計画について学びます。

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