今朝も寝坊しました。目が覚めて時計を見たら、5時50分になっていました。今朝は「しんぶん赤旗」の配達当番だったのでびっくりしました。昨日の夕方まで議会があり、その後、党の会議で夜9時までかかったので、身体は「やすみなさいモード」になっていたのでしょう。配達が終わってから、小苗代池の中を見たら、コオホネがまだ咲いていました。花期は6月から10月ということです。長いんですね。
昨日は一般質問4日目でした。大島議員から安田議員まで5人が登壇しました。このうち腰が悪く、杖を使ってやっと歩いている日本共産党議員団の平良木議員は、議長、議会運営委員会から了解を得て、最初から質問席に座って、座ったまま質問するということになりました。これは上越議会史上初めてのことです。今後、身体に障がいを持った人が議員にでてくることも十分考えられますので、今回のケースは先例となるでしょう。なお、平良木議員の質問時、残された質問時間があと3分弱という時にマイクが故障し、質問が中断するという事態が発生しました。これも極めて異例のことです。40数年の議員生活の中で初めてこういう事態に出合いました。
さて質問の方です。先日の一般質問で、武藤議員がJAの仮渡金が前年比100円増だったことについて質問し、市長が「(物価高騰のなかで)焼け石に水だ。まったく役に立たない」と答弁しましたが、この発言について宮越議員が一般質問の中でとりあげ、「これは失言だ。撤回すべきだ」と迫りました。これに対して市長は「撤回しない」と譲りませんでした。たしかに農家や生産組合などでは100円では少なすぎるという声はありますが、「もう少し頑張ってほしいものです」くらいの発言ならまだしも、「まったく役に立たない」と農協の立場を全否定するような発言をするのは問題です。市政は農業政策を展開する上で農協と良好な関係を維持しなければなりませんので、「まったく役に立たない」発言は速やかに撤回し、キチンと謝罪してほしいものです。
私の今回の質問は原発問題、通年観光計画策定支援業務委託問題、そして渇水、高温による農作物等被害の3つがテーマでした。
このうち、原発問題では13日、県が専門家抜きで3つの検証についての総括報告書を作成し、発表したことや市民検証委員会が独自の総括文書を年内にもまとめようとしていることの評価を訊きました。市長は県の総括報告書については、「既に3つの検証委員会において、専門的知見を有する委員による検証が行われており、これを県が咀嚼し取りまとめるものであること、あわせて、総括の結果について県民の意見を聞く場を設けるとの見解を示された上で、知事の判断により進めてこられたものと承知しており、私としては見解を述べる立場にない」と逃げました。また市民検証委員会の動きについては、「『3 つの検証』の総括に対する様々な県民意見の現れの一つではないか」としか述べませんでした。池内了元総括委員長など専門家が何人も入った市民検証委員会の動きをそんなに軽く見ているとは残念でした。
観光計画策定支援業務委託について、私からは、「報道機関が関与している会社との契約についてどう考えているか」と質問しました。これに対して市長は、「適正な審査手続を経て、選定したものだ。審査の結果、今回は、新潟の歴史文化を守り・未来へ紡ぐことで地域活性化を目指すことを目的に、報道機関が出資し設立した事業者を選定したが、報道機関の関与の有無にかかわらず、他の事例と同様、事業者が有する先進性や幅広い知見、優れたノウハウなど参考とすべき点については、今後の事業の推進にいかしてまいりたい」と答えました。この答弁を聴いて、がっかりしました。市の予算を使う事業に報道機関が関与することについての良し悪しにまったく触れずに答えたからです。これに対しては、報道機関がこのほど発刊したブックレットを例に挙げながら、報道機関が地域に貢献する優れた事例だと紹介しました。そのなかで中川市政の通年観光施策を批判するコメントも載っていることも指摘し、報道機関が関与すると、こういう批判的なことを書けなくなる、と追及しました。そしてもうひとつ、カチンときたのは、審査手続きの良し悪しを訊いてもいないのに、最初に、「適正な審査手続きを経て、選定したものだ」と前置きして、答弁に入ったことです。こうなったら、手続きがどうであったか、私も一定程度調べていましたから、「プロポーザルの申請をした時の添付書類のひとつに会社概要がある。従業員は何人いるか」「業務実施体制書にはどう書いてあるか」と立て続けに質問しました。その結果、代表取締役などの役員はいるものの、従業員はゼロで、共同出資した2つの会社の従業員の協力を得てやっていくことが明らかになりました。初めから下請けを前提にしたものだったのです。この問題は、しかるべきところでしっかり調査する必要があるのではないかとも訊いたのですが、財務部長は、「調査はしません」と突っぱねました。今後もこの問題は追及していきます。
観光計画策定支援業務委託問題に時間がかかってしまい、最後のテーマの渇水・高温による農作物などの被害については再質問できませんでした。そのため、追加議案の総括質疑で、予定していなかった党議員団の被害実態調査と関係者から寄せられた要望のいくつかを紹介してたうえで、質疑を行いました。これも今後継続してとりあげていきます。
きょうは、休会日ですが、討論原稿の準備やその他もろもろの用事があります。これから上野議員のところへ行きます。
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