柏崎刈羽原発シンポin上越

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おはようございます。今朝は「しんぶん赤旗」の配達当番でした。5時前に起床し、配達してきました。久しぶりに日の出を見たので、写真にと思ったら、カメラは無し、参りました。いったん家に戻ってから朝日を見たらかなり昇っていて、色も違っていました。代わりに撮ったのはひまわりです。

昨日は最新エッセイ集『花嫁行列』の配達をして、お昼は直江津の「あひる」で食べました。丁度、切り絵作家の西山さんもおられました。そこで見せてもらったなかで今の季節にピタリなのは下の絵でしょうか。

岸田政権が原発回帰へと大きく舵を取り、新潟県の花角知事は検証総括委員会を廃止して「行政で総括をやる」としているなかで、柏崎刈羽原発問題にどう向き合ったらいいのか。昨日の午後、市民連合・上越主催のシンポジウムは大きな意味を持つ集会となりました。集会には、党派を超えて、120人を超える市民が会場の市民プラザにかけつけました。

シンポでは、はじめに池内了前・検証総括委員長が検証総括委員会の経緯と今後の市民検証について報告しました。このなかで池内さんは、①県民の意見・要望を検証(総括)に反映させるとした池内さんと県民へは結果報告だけとする県、②柏崎刈羽原発の安全性に言及するとした池内さんと今回の報告は福島原発事故の検証にとどめるとした県、など5つの点で対立があったことを明らかにしました。県との協議の中では、「総括委員会の多数が県の意見に同意するなら、私はそれに従う意向がある」と言ったにもかかわらず、知事はその提案を拒否したとのことでした。また、池内さんは、「前委員長として、独立した検証総括を行い、県民に提示することは前委員長であった者の義務であり、科学者としての責任だ」とのべ、「池内特別検証報告」をまとめるとしました。今後は「池内特別報告」パンフを出す、市民総括委員会を発足させ、「市民検証総括」をまとめていく、県民との対話集会をきめ細かく開催し、そこで出された意見・要望をまとめて小冊子にして普及する考えであるとのべました。

その後、佐々木寛新潟国際情報大学教授の進行で、木村真三獨協医科大学准教授、土田竜吾県議、市民の貝谷雅子さん(市民)、大坪一枝さん(市民)をパネリストにして、意見を出し合いました。また、会場の参加者から、大きな付箋に自分の意見や質問事項を書いてもらい、それにも答えました。

全体を通じて印象に残ったのは、汚染水問題などに関連して、「正しいことを事実に基づいて言うことが大事」「この世界は科学というものですべてきれいに割り切れるとは限らない。科学には限界がある。安全性優先の原理に基づいてみんなでしっかり考える必要がある」という発言があったことが一つ。二つ目は、「事故があった時、5キロ以内の人が先に逃げる。みなさんは屋内退避ということになるが、家に中でその様子を見ている覚悟はあるか。風向き次第では逃げなければならない」として現在の避難計画の核心部分に疑問の声が上がったこと。これに関連して、「いまの避難計画の中でみんなで逃げられるか、ワークショップをやりたい」という声も上がりました。三つ目は自治の大切さです。昨日の発言の中では、福島事故の際、住民の命と安全を考え、自治体独自の判断で安定ヨウ素剤を配布したところがひとつだけあったとのことでした。また、1945年に、新潟市への原爆投下が予想されたときにも、自治体独自の判断で避難指示も出たとのことです。いずれも初めて聴きましたが、これこそ自治だと思いました。

夕方からは、柿崎区の割烹橋立にて行われた「歌い語ろう会」に参加してきました。その中で懐かしい歌を聴きました。杉みき子さん作詞、大塚進さん作曲の「朝市」という歌です。「コスモフィッシュ」という歌のグループのみなさんによる見事なハーモニーに感動しました。原作は「おくさん わらびに ぜんまい 買ってきないや」「おまんた もう 花見に行ってきなったかね」など方言いっぱいの歌です。朝市は上越市の宝だと改めて感じました。

活動レポート2120号、「春よ来い」シリーズの第767回、「最高の誉め言葉」をホームページに掲載しました。ご笑覧ください。

きょうは大島夏祭りに参加します。

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