おはようございます。今朝は6時前に起床し、小苗代池と長峰池に行ってきました。ねらいはスイレンの花の撮影です。朝日を浴びた中でならきれいに撮れるのではと思って、出かけました。ただ小苗代池については太陽の光が正面に来るため、写真は使い物になりませんでした。下の画像は長峰池で撮影した写真の1枚です。
昨日から6月定例市議会が始まりました。昨日は市長の提案理由の説明後、総括質疑を杉田、橋爪、宮越の3議員が行いました。
私は今年度一般会計補正予算に計上された「介護保険施設・障害者施設等物価高騰対策支援事業」「上越市粗飼料価格高騰緊急対策事業」の制度設計にあたっての調査、関連団体との協議などについて市長に訊きました。
このうち「介護保険施設・障害者施設等物価高騰対策支援事業について、「施設の多くは、現在、人手不足などにより運営危機に陥っていると聞くが、今回の施策はどのような思いで取り組むのか」「施設等における影響額は、関係施設の約30%、市内167の施設について調査したとのことだが、影響額の概ね5割を目安にした支援単価でいいのか」と訊きました。これに対して市長は、「この間、『国が定める公定価格により施設を運営しているため、物価高騰の影響を利用料に転嫁できず、経営努力のみでは対応が困難な状況となっている』などの切迫した声が、複数寄せられている」「調査の結果、もはや法人の経営努力だけでは吸収できず、大変厳しい状況にあることが確認できた。他の自治体の事例を参考に、法人に一定の負担を求めた上で、サービス種別ごとに影響額のおおむね5割を目安として、設定した」と答えました。
私は、「切迫した声がいくつもあったということだが、それならば、もっと調査対象施設を広げてさらに実態をつかみ、予算計上すべきだったのではないか。影響額の5割の支援をすれば、切迫した状況を回避できるのか」と追及しました。これに対して市長や担当部長が、「調査自体が非常に事業所の方にも負担になる」「他の自治体と比較してもそん色のない(支援額だ)」などとのべるにとどまりました。
「上越市粗飼料価格高騰緊急対策事業」について私は、「制度設計に当たっての、関係農家や関係団体との協議内容を確認したい」「この事業の対象を飼料全体ではなく、粗飼料の価格上昇分に係る費用とした理由は何か」などと訊きました。市長は、「上越地域畜産クラスター協議会における聞き取りや、『畜産農家の経営努力だけでは対応できない危機的状況にある』とした、えちご上越農業協同組合の酪農部会・肉用牛部会からの支援を求める陳情等を通じて、適宜把握してきた」「配合飼料には国の価格安定制度が既に設けられている一方で、粗飼料には同様の制度が無く、支援が十分とは言えない状況にあることから、この度の支援では、粗飼料を対象とすることが適当と考えた」などと答弁しました。
この答弁を受けて私は、「今回の畜産危機は有機栽培を中心として地域循環型の農業をめざすとした当市の農業の在り方、農都市という将来都市像にもかかわる重大な問題だ。そこを意識して予算を組むことが必要だったのではないか」「今回の(予算措置)はいろんな支援の中の1過程であって、今後関係する農家や団体の皆さん方とも協議してさらに充実させていく、今回はそのための一歩だと位置づけてほしい」と訊きました。関係部長は、「畜産は後継者の確保なども厳しくなっている。そういったことも課題として意識しながらやっていきたい」「これからも畜産農家さんとも意見交換を重ねながら、必要な対策について検討していきたい」と答えました。また、市長も「地域密着でとにかく(いい)支援制度ができるように、結果が出るように頑張って参りたい」と答えました。これからの対応に期待したいと思います。トップのイラストは質疑の様子です。
それぞれの事業の具体的な支援額などについては以下の画像をご覧ください。
きょうは、これから文教経済常任委員会です。まもなく、市役所に向かいます。
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