母、48日ぶりに自宅へ

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おはようございます。昨夜は2時間ほど眠りました。起きたり、眠ったりでしたので正確には睡眠時間はわかりません。ただ、布団は6時には座敷に片づけました。外は曇り空ですが、まずまずの天気です。

昨日は6時50分には事務所を出て、活動レポートのポスト下ろしと「しんぶん赤旗」日曜版の配達をしながら市役所に向かいました。そして、市役所での用事を済ませてから、いったん自宅に戻り、長女とともに病院へ行きました。

病院では母の退院を午前11時という約束でした。10分前頃に行くと、すでに準備ができていて、担当のお医者さんをはじめ、お世話になった看護師さんなどがナースセンター前に集合して見送ってくださいました。お医者さんからは、ここまで来たら、「何か美味しいものを食べさせてあげたいですね」と言われました。もちろん、食べられる状態ではありません。好きな甘酒などを何かにしみこませ、口に塗ってあげる程度かと思います。でも貴重なアドバイスでした。看護師さんの中には市役所でお世話になっている人のお連れ合いもいらして、わざわざ挨拶に来てくださいました。自宅での看取りのために退院させるという経験は初めでしたが、なかなか微妙なところもあって、ほんとうに大勢の皆さんのお力添えがあり実現しました。心から感謝申し上げます。

病院からは福祉タクシーで帰宅しました。私がタクシーの先導をしたのですが、タクシーの運転手さんは吉川区竹直出身の方だったということでびっくりしました。また、一緒にタクシーに乗り込んでくださった看護師さんは吉川に勤務をされたこともある人で、私の知り合いでした。偶然とはいえ、うれしかったですね。「途中でだめになることもあります」と聞いていたこともあって、車はゆっくり走り、約50分かけて自宅に無事着きました。看護師さんの話によると、県道からわが家に行く道に入った途端、母は目を開けたといいます。感動しましたね。

自宅に着いてからは、看護師さんを中心に母のベッドへの移動、点滴などの準備をしていただいたほか、契約書類の作成なども行いました。それだけでも約2時間かかりました。

午後1時過ぎからは近所の人や親せきの人、母の友達の人などが次々と訪問してくださいました。私の弟も遠くにいる子どももPCR検査をしてわが家にきてくれました。病院でお医者さんからは、「きょうはいままでで最高に良い状態です」と言われたのですが、近所の人や親せきの人から声をかけられると、数回にわたって、目を開けて、口をもごもごさせました。近所のMさんは、「いやー、いかっとぉ、ばあちゃん目を開けてくんなった。それも2回もだでね。ばあちゃんには、また一緒にお茶飲みしようでね、と言ったこてね」と喜んでくださいました。遠くから来た従兄の嫁さんや従姉も母が口を動かしたり、目をぱちくりしたことから、「うれしい、来たかいがあったわ」と言ってくれました。母と記念写真を撮る人もいました。

午後、空いた時間帯には「しんぶん赤旗」日曜版の配達もしました。昨日は天気が良く、稲刈りが盛んにおこなわれていましたが、畜産農家の人たちも忙しいんですね。トウモロコシのサイレージづくりをしているところにも出合いました。

昨夜は48日ぶりに母と同じ部屋で寝ました。一年半にわたり、一緒に寝ていた部屋です。昨夜は弟が付き添いを替わろうかと言ってくれたのですが、呼吸が荒く、心配でしたので、私が付き添いました。深夜には、頭をなでていると、目をぱっちり開けて私を見てくれました。それだけでなく、口も動かしました。それだけで疲れがどこかへ行きました。

きょうは市議会本会議です。母の様子を確認してから市役所に向かう予定です。

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