おはようございます。今朝は5時前に起床し、「しんぶん赤旗」日刊紙を配達してきました。日の出と重なりましたので、時間がかかりました。きょうはなぜかセミの鳴き声はしません。これから始まるのでしょうか。外は晴れなんですが。
昨日は朝市宣伝のことを忘れていて、ブログの更新作業を途中でやめ、朝市へと急ぎました。しかし、猛暑とあって、お店の数もお客さんも少なかったですね。その分、おしゃべりができました。市宣伝に行く前に、「春よ来い」のことで大島区の方から電話がありましたが、市でも「こんだ、誰が載っているのかな」と声をかけてくださる方がありました。
その後、石橋の「あひる」へ行き、朝食兼昼食をとりました。正直言って、はらぺこで動いていたのです。「あひる」では、切り絵作家の西山英夫さんから、私にやってと言われたという田植え風景の絵をいただきました。これまでも、わが家の母や子どもたちをモデルにした作品をいくつか作っていただいていますが、有り難いです。
午後からは総務常任委員会の所管事務調査でした。今回は、「(仮称)地域独自の予算」の概要(案)が行政から示され、それについて議論を交わしました。
市が示した(案)によると、対象とする取組は、①地域資源を活用した新たな収入源や雇用の創出等につながる取組、②地域での暮らしやすさにつながる助け合い等の取組の2つで、「新たな公の施設や市道などのインフラ整備」「単なる備品の購入・設備の設置など、地域の活動が伴わない取組」などは対象外とするということです。
また、地域自治区ごとの取り組み件数や金額、1件当たりの金額の上限額は設けないとしています。ただし、地域の団体に対して市が補助金を支出する場合は、補助率の上限を7/10とするとしています。もっとも、これまで地域活動支援事業を活用してきた取組農地、上記の①・②に該当する取組は令和5年度は10/10とし、令和8年度までに段階的に上限を7/10にしていくとのことです。取組は4年ごとに成果を振り返り、公費支出の可否や実施方法などの取扱を見直すそうです。
6月議会の所管事務調査の段階では、地域独自の予算は、自主審議や意見書提出などを行って予算要求できる段階までいった取組をのぞき、ほとんどは令和5年度に地域と事業検討を行い、令和6年度からスタートするとしてきました。今回の(案)では、令和5年度を「地域独自の予算の過渡期」として位置付け、地域活動支援事業で引き続き取組希望のあるものは令和5年度に(場合によってはそれ以降も)予算措置する方針であることを明らかにしました。これは、春以来、市民や団体から、「これまでの地域活動支援事業で取り組んできた公益性のある大事な事業ができなくなるのでは。なんとかしてほしい」という声が上がっていたことに応えたものです。
私からは、市長がこれまで言ってきた「地域独自の予算」は地域ビジョンを描き、それをどう実現していくか、地域自治区の様々な組織が協議し、決めていく仕組みと理解してきたが、「今回の案には地域ビジョンも地域計画も出てこない。どうなっているのか」と質問しました。これについては、「本年度に『地域活性化の方向性の作成』の作業をスタートさせた。これを令和6年度までに決めていきたい」と答弁がありました。自治基本条例で都市内分権をうたっている当市にあっては、地域のことは地域で決める仕組みが重要です。予算については、単に団体などから出された要望にどうこたえるかではなく、地域の将来像とビジョン、計画に基づいて、どういうことを事業化していくか考え、実施していく仕組みが必要です。せめて、来年度からスタートする第7次総合計画に地域ビジョンくらいは載せる努力をしたい、と答えてほしかったですね。
このほか、「『地域独自の予算』の概要が示されたが、実際の運用に当たっては、細部にわたった基本方針を定める必要がある。これはいつまでに決めるのか」「地域活動支援事業のなかから公益性のあるものは予算化していくというが、どこまでさかのぼるのか。どれを対象にするかの基準が必要ではないか」などと質問しました。答弁の中で市は、地域活動支援事業については、新型コロナウイルス感染症が流行しはじめた当時までさかのぼる。基本方針は10月末までに示すことを明らかにしました。地域活動支援事業にかんする基準づくりについては明言がありませんでしたが、公益性があれば、広く対象にしていく考えだと受け止めました。
きょうは、これから文教経済常任委員会です。