おはようございます。今朝は穏やかですね。ただ、空はパッとせず、天気は崩れそうな感じです。
昨日の午前は吉川区地域協議会研修会でした。委員のほか、区内の各種団体幹部が集まって学んだのは「まちづくり計画」はなぜ必要か、どう作るかです。
昨日は、まず、吉川区内の人口動態について風間吉川区総合事務所長が報告。その後、市内でもすでにまちづくり計画を策定した先進地、名立区での取組について、名立まちづくり協議会長の三浦元二さんが報告しました。
三浦さんの話の中で、参考になったことはいくつもあります。その1つは、町内会ごとに、年少人口、生産年齢人口高齢者人口などの人口データ(合併後16年の推移)を作成し、まちづくり協議会が町内会に入ったことです。2つ目は、地域主体の自主的なまちづくりを進めていくときに、その地域がめざすまちづくり像が必要であり、市の総合計画における地域計画が必要だとしている点です。地域の個別課題を議論することは重要だが、「大きなものが見えないなかで議論しているのではダメだ」という指摘は重要です。3つ目は、まちづくり計画を「住民による住民のための計画」にするために地域の多くのみなさんから思いや願いを聞くことが大事だとして、「まちづくりアンケート」を実施し、約70%の回収をしたことです。そして、そこでの不十分さを補うために、「福祉フェスタ・若者会議」にも取り組んだことです。若者の声を直接吸い上げる努力、必要ですね。4つ目は、まちづくり計画アクションプランづくりとまちづくりの推進体制の構築です。まちづくり団体プラットホーム機能の推進やまちづくり協議会のNPO法人化をめざすということでした。
私は第7次総合計画策定に当たって、市内各区の地域計画を策定すべきと訴えていますが、今回の三浦さんの報告はとても参考になりました。
昼食後、「しんぶん赤旗」日曜版の配達、集金に出ました。青空が広がっていて気持ち良かったです。それに加えて、ある方が、「橋爪さんの絵はがきを100枚ほしい」と言ってくださったのです。有り難いというか、うれしかったですね。写真は米山さんです。
午後からは高田世界館で元農林水産大臣山田正彦さんプロデュース、原村政樹さん監督のドキュメンタリー映画「食の安全を守る人々」をみてきました。アメリカで収穫時期を迎えている作物に乾燥剤をかけている様子にはあきれましたが、その大陸で大規模農家でも無農薬栽培に取り組んでいる姿には感動しました。映画館の中だったのでメモを取ることができませんでした。時間があればもう一度みたいと思っています。
上映後、ズームで原村政樹監督の話を聴くことができました。除草剤のラウンドアップが規制緩和されたのを受けて山田正彦さんがこの問題をクローズアップする映画づくりために原村監督に声をかけられたんですね。同監督の、「タネの問題と農薬の問題は表裏一体。笑顔が素敵で、懐の深い山田さんを縦軸にすれば全体を串刺しにできる」という話を聴いて、山田さんがフル出演されていることの意味がわかりました。同監督は「暗い(重い)映画だが、みている人たちの顔があったかい映画にしたいと思った」とも言われました。納得です。原監督は、次作のタイトルは「若者は山里をめざす」にし、山里を復活させたい。若者と年寄りが力を合わせる、豊かな人も貧しい人もみんながともに生きていける、そういう社会をめざした映画にしたいと発言されていました。これも楽しみです。
山田正彦さんも会場に来られました。わずか10分ほどのスピーチでしたが圧倒されました。感動して、しっかりメモを取る余裕がなかったので、以下は私の記憶に基づくものです。山田さんは、「除草剤ラウンドアップは学校でも公園でもまかれている。学校給食に(農薬が残留しているものが)使われているが、これは健康面で大きな(マイナスの)影響が出てきている。孫、ひ孫の代になれば、もっと影響が出る。全国の学校ではラウンドアップの使用をやめるところも出てきた。宮崎県の綾町では6月議会で学校給食で使用する農作物は有機にする条例が提案されると聞いている。この上越市でも請願を議会に出しましょう」と訴えておられました。学ぶことの多い映画会でした。
追記。新潟の堀井さんが農民連食品分析センターの「学校給食パンのグリホサート残留調査」データ、韓国清州市学校給食関する条例などの解説をしてくださいました。とても参考になりました。感謝です。
夕方、高田から浦川原、大島と車を走らせました。灯の回廊を観るためです。大きな道路だけでなく、自分の家の木戸先や空き地などにキャンドルをともす人たちがたくさんいましたね。みんな楽しんでいる、そう思いました。
今年の「灯の回廊」で注目した取組の一つは、大島区の細越平生会の「薬師山道ユキノアカリ」です。薬師山への雪道に450個ものキャンドルを灯しました。雪道の長さは2kmほど、星空の下、本格的な雪道を歩くのはきつかったです。途中、下山してきた夫婦が「みなさん、橋爪さんを待っていましたよ」。そう言われれば、何がなんでも平成会のみなさんのところまで行かなければなりません。頑張りました。
「薬師山道ユキノアカリ」を観た後、大島郵便局、仁上、菖蒲とハシゴしました。最後の飯田邸、今年も最高の雰囲気でした。
活動レポート2050号、「春よ来い」シリーズの第697回、「食べ物を探す母」をホームページにアップしました。ご笑覧ください。
きょうは妻を高田に送った後、夕方まで会議です。