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地域協議会会長会議を傍聴


 おはようございます。今朝は6時に起床し、取材メモの整理をしました。けっこう時間がかかります。外は曇り空、でも少し青空も見えます。

 昨日は午前に吉川区、大島区の山間部へ行ってきました。毎週、行っているので、「しんぶん赤旗」日曜版の配達がなくても、自然と足が向きます。昨日は青空と様々な雲が広がり、きれいでした。写真は吉川区上川谷で撮った尾神岳と大島区のあさひ荘の上の方で撮ったウサギの足跡です。

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 昨日はは午後から地域協議会会長会議が文化会館で行われました。28区の地域協議会の会長(吉川区は副会長)と何人かの総合事務所長などが参加し、地域協議会委員や市議会議員など10数人が傍聴しました。私も傍聴しました。

 今回の会議は中川新市長の公約の1つである地域分権についての説明と「地域協議会に関する意識調査」結果と取組報告の2つが目的でしたが、市長が地域自治区の活性化方策として打ち出している地域予算や地域活動支援事業経過措置などについて、どこまで具体的に語るかが注目されました。

 中川市長は、雪や新型コロナについて触れた後、「職員、議員、市民と対話をしながら改革の土台をつくっていきたい」「地域分権についてはメイン公約の1つだ。(令和5年度から)地域活動支援事業をなくして、それぞれの地域で、どういう課題があり、何をすべきか(地域協議会で)自主審議をしていただきたいと思っている」とのべました。

 その上で市長は、①私が考えている地域分権は、地域の活躍、向上をめざしたものだ。地域分権を進めていくためには、多様な地域資源を活かし、地域の実情に合った取組を進めていくことが重要だ。②仕組みの1つとして、地域の独自予算を考えている。地域の発想を引き出し、取組をすることで、地元に対する誇り、愛情、経済の好循環を生み出していきたい。それらについては令和4年度に制度設計をする。皆さんとの合意形成をはかりながら準備していきたい。③財源については各区に枠を設けた配分ではなく、地域住民と市の職員が議論して地域活性化に向けた事業を主体的に考えてもらい、市議会で審議してもらえるようにしたい。④地域分権の実行にあたっては人材、リーダーが必要だ。地域協議会、住民組織、商工会、市の職員等に散らばっているが、自分で考えたことを自分で実行していくことが大事だ。市民にとっても職員にとっても、地域のことを地域で決めて行く自治力を高めていくことが必要であり、実行性のある取組を生み出していきたい、とのべました。

 地域活動支援事業については、①同事業は市民活動の推進に一定の役割を果たしてきた。しかし、これはあくまで民間がやっている組織への補助だ。地域協議会の皆さんんが自主審議の中で考えたことというよりも、民間からの要請に基づく補助だ。私としては、受け身の制度ではなく、地域協議会が自ら考えた地域分権を実現するための十分なツールとは言えないと思っている。単なる団体への補助ではなく、地域と職員が一緒になって地域の活性化に必要な取組をしていくことが重要だ。②これからは地域独自の予算に進んで地域活性化を図っていきたい。ただ、これまで支援してきた地域の取組に対する配慮が必要であり、令和4年度は経過措置として、これまでと同様の支援を行う。③地域協議会の皆さんにはこれまで以上に自主的審議に集中していただいて、議論を深めていただきたい。④経過措置として行う地域活動支援事業では、採択基準の検討や審査等、一連の作業は、基本的には総合事務所やまちづくりセンターで行いたいと考えている。地域協議会の皆さんには、自主的審議を進めていくために様々な世代や団体と意見を交わしていただきたい、と説明しました。

 こうした説明に対し地域協議会側からは、地域活動支援事業を廃止し、自主審議に時間をかけていくことについて一定の理解をする発言がありましたが、「(地域独自予算は)建物、道路などハードではなく、ソフト事業を考えているというが、ソフトだけで地域住民は満足するだろうか。どこかでひずみが来る」「月に1回ではなく、毎週会議をやるぐらいでなければ知恵は出てこない。委員は自分の生活で精一杯だ。そこらへんの意識改革が大事だ」「地域活動支援事業は定着している。半年ぐらいかけて検討する必要があるのではないか。我々が持ち帰って議論できる時間が欲しい」「各地域によって事情が違うこともお考えいただきたい。市長から地域協議会に諮問してもらい、審議したらどうか」などの意見が相次ぎました。市長は「直接伺って説明してもよい」とものべ、理解を求めていました。

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 会の運営などについても、「いままで2時間かけていたはずだ。市長の考えを良く知りたいと思ってきたのに、45分では短すぎる。(新しい取組をどんなふうにやるか箇条書きにして示してほしい」「改革には大賛成だが、大事なものは諮問くらいしてほしい」「行政が令和4年度地域活動支援事業の審査をやるというが、どういう方法をとるか地域協議会と相談すべきだ。手順を踏むことが大事ではないか」などと注文が相次ぎました。

 傍聴していて、もっと時間をかけて地域協議会の意見を聞かないと、市長の方針は理解されないと感じました。急がず、あわてず、よく意見を聞いて頑張ってもらいたいですね。

 今日は、午前にエッセイ集、『じゃがじゃが煮』の配達をし、午後からはデスクワークの予定です。

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2022年01月07日 08:56に投稿されたエントリーのページです。

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