おはようございます。今朝は晴れています。予報を聞いて、きょうから崩れると覚悟していたので、何か得した気分です。青空も広がってきました。
昨日は三八市での宣伝後、市議会農政建設常任委員会を傍聴しました。議案審査の中で注目したのは、新設される「緊急除雪作業報償制度」についての質問です。これについては、11月4日の災害対策特別委員会での調査、11月30日の総括質疑でも活発な議論となったテーマです。
委員からは、「車を出すためには一車線を開けることが必要になる。小型除雪機で片道15㍍、往復30㍍の場合、適用できないのか」「作業前と作業中、作業後の写真が必要かと思うが、手続きはどうなるか」などの質問が出ました。
これに対して雪対策室長は、「おおむね30㍍以上、作業が行われた場合に対象となる。いわれた事例では対象とならない」「報奨金申請の際には、作業の写真とどこからどこまで除雪したかがわかる地図を出していただくことにしている」と答えました。
災害対策特別委員会で私も強調しましたが、この制度は柔軟に運用することが大切です。報奨金の上限は5万円なのですから、30㍍に届かなくても2分の1の金額にするとか、3分の1にするなどの対応がなぜできないのでしょうか。そもそも、市道は本来管理責任者が責任を持って除雪すべきものなのです。
昨日の委員会では、「TPP参加阻止新潟県民共闘会議」から出されていた「コロナ禍での米価下落対策と生活困窮者への食糧支援策を講じ、食料自給率の向上を求める意見書提出」を求める陳情についても審査が行われました。
米価下落は新型コロナの問題が出る前から始まっていて、新型コロナで一気に悪化しています。そうしたなかで共闘会議では、コメ過剰在庫について、「備蓄米買入枠の拡大等で市場隔離を行うこと。また、コロナ禍における生活困窮者や学生、子ども食堂、フードバンクへの国産米提供等による支援の拡充を図ること」「国連が推進する『家族農業の10年』を成功させる農政を確立し、食料自給率の向上をめざすこと」「農業者戸別所得補償制度を復活すること」などについて政府関係機関に意見書を出してほしいと陳情したのです。
これに対する各委員の意見表明にはがっかりしましたね。市内の農業者の声を聞いて、その声に基づいて判断してほしかったのですが、「陳情の趣旨の内容に一貫性が無い」「家族農業だけでなく、日本においては様々な経営形態に支援を出していくことが大事だ」「戸別所得補償制度の実施で土地改良がストップした。最終的には所得向上につながらない」「国やJAなどが早い段階で支援策を出している」など、まるで農水省の役人が発言しているような内容だったのです。国連がすすめている「国連家族農業の10年」についても、そもそも家族農業とは何かを理解しているのかと思わざるを得ない発言でした。
委員会審査の前に、この陳情が不採択になる可能性が大きいと聞いていましたので、私の方で、採択しない場合、市議会として、米価下落などの問題で一致できる内容の発議などを提案してほしいと一部の会派の代表や農政建設委員長に要請したのですが、不発でした。結果は委員全員が反対で不採択でした。
午後からは「しんぶん赤旗」日曜版の配達、集金でした。途中、善長寺の掲示板が替わっていることに気づきました。今回はじつに現実的な内容で、ハッとさせられます。
夕方の尾神岳も見ました。夕日で赤くなっていましたが、きれいでした。
今日は、「しんぶん赤旗」日曜版の配達、梅谷守さんを励ます会、党会議等忙しい一日となりそうです。