おはようございます。今朝は6時半まで寝てしまいました。でも、まだ寝足りません。外は晴れ、きょうも暑くなりそうです。
昨日は早朝から草刈りでした。用水路、ため池の土手、周回道路等の草刈りに汗びっしょりとなりました。でも、大勢でやる仕事ははかどり、あまり疲れを感じません。また、休憩時間はいろいろ情報交換もできて楽しかったです。
昨日の午後、上越市柿崎区直海浜の光徳寺で開催されている「光徳寺作品展」を観てきました。同作品展は今回で12回目、昨年に続き、時間制限などの新型コロナ対策をしながらの開催となりました。毎回、出展者が開催中も増え続ける同展ですが、今回は90人を超えそうだということです。すごいですね。
本堂の作品を観始めたところで、案内をしてくださったのはMさんです。おばあちゃんの着物を再利用して作ったという上着は涼しそうで、しかもSさんの作品と見事にコラボしていました。まさに「動く作品」という感じでしたね。
Mさんが「このキョウダイの作品を観てください」と言われたのは、小学生の書と読書感想文です。このうち読書感想文の「悲しい『引き算』」と「にどともどれないひこう」は、まだ小さな子どもが初めて戦争のことを知り、切ない気持ちになったことを綴ったものです。子どもの感受性の豊かさと本を薦めたご両親の生きる姿勢を感じました。
私は短歌や俳句はまったく作らないのですが、同展では、読んだだけで作者の思いが伝わってくるものがいくつもありました。
その一つは、わが家の子どもたちがお世話になったK先生(故人)のお連れ合いが書かれた著書「思い出のわが家尊し」の中の一首、「わが家へと遺体に添いてリムジンの 帰路は二人の旅路完結」。3年前の2月、雪が降り続けているなか、K先生の遺体とともに病院から自宅へと帰る時間帯は切ないかと思いきやそうではありませんでした。運転手さんと車中でお連れ合いとの思い出を語り、二人で歩いた道をたどるなかで幸福感にひたっておられたのです。
Tさん作の短歌、「名も知らぬ小さき花に立ち止まり 差し延べし手に紅葉舞いちる」。この歌も目に留まりました。引き付けられたのは「小さな花」と言う言葉です。紅葉が舞い散る時期の咲く小さな花とは何でしょうね。センブリならご存じのはず、ならば、アキノキリンソウでしょうか。
3年前の作品展で初めて出展された友人のお連れ合い、Kさんのクラフト作品(手工芸品)にも注目しました。主に手提げかごをつくられていたのですが、作品づくりの腕を上げ、いまでは「クラフトの会」の講師を務めておられたのです。友人の闘病を支えてきたお連れ合いが自分の趣味を進化させ、さらに力を付けていく。その姿に感動しました。
この他、上教大教員の子どもさんが製作したというギター、十日町市松代にある「絵本と木の実美術館」にある流木作品に影響を受けて制作したというYさんの「愛叶う」という作品など私の心を揺さぶる作品がいくつもありました。
最後に、この作品展の本堂とは別の奥の部屋で同時並行で開催されていた光徳寺の坊守さんの絵画展、「心の旅」も観せてもらいました。私の高校の一級先輩ですが、樹木や山、人間を描いておられ、そこには命が躍動している、そんな作品群でした。これもお薦めです。
光徳寺作品展は16日までです。午後1時30分から5時までですが、8日は午前10時から午後5時まで、13日~15日は午前10時から午後7時までとなっています。
きょうは、これから市役所です。