おはようございます。今朝は5時半に起床し、活動レポートの作成をしています。外は曇り空、まずまずの天気です。
昨日は一般質問3日目。私は7番目に一般質問しました。冒頭、災害にどう向き合うかという話をするために笹原留似子さんの「おもかげ復元師の震災絵日記」(ポプラ社)の内容を紹介し、「災害対策を進める上で一番大切なことは命を守ること」だと訴えました。
柏崎刈羽原発の問題では16日夕方から報道されている、長期間にわたった原発への侵入検知設備の機能喪失についても触れながら、東電の運転管理能力や新型コロナウィルス感染症対策や豪雪時の対応などで困難を極めている避難計画づくりなどについて取り上げました。
村山市長は答弁の中で、原発への侵入検知機能喪失については、「原子力発電所を運転する東京電力について、『ガバナンス(企業統治)、コンプライアンス(法令順守)がどう機能していたのか』ということに疑念を抱かざるを得ない。徹底した調査による原因究明と万全の対策を講じることを強く求めたい」「昔の学校なら、先生にどういわれるか。こういう体質の会社は歯がゆい」とのべました。一方、年間80回にも及ぶ資源エネルギー庁幹部の新潟訪問については、「梶山経済産業大臣が、事業者だけでなく国も前面に立ち、原子力について地元や国民の理解が深まるよう取り組むことが重要などとのべている。私はその通り受けとめている」と容認。私は「今年6月までに再稼働させたいという思いの中での訪問で異例だ。訪問では関係者と懇親会をやって盛り上がったとの報道もある。批判的に見るべきだ」と訴えました。
原発災害時にどう安全に避難するかという避難計画づくりは、新型コロナ対策との矛盾や豪雪対応等でますます難しくなっています。「(行政の研究会で)屋内退避をしていて大丈夫だという結論が出る可能性はあるのか」という私の質問に、笠原防災危機管理部長は、「屋内退避で、いざベントがあった時に、(避難者の命と健康が)守られるという確証まではいまのところ得られていないという現状だ」と答えました。安心できる避難計画が作成されない中での再稼働は絶対認められません。
豪雪対策では、「災害救助法の適用において、特に障害物の除去については、自らの労力で対応できない世帯を全て救助すべきだと思うがどうか」との質問に、「新潟県が作成している『災害救助の手引き』では、『自らの資力及び労力によっては除雪を行うことができない世帯』が原則とされている」とのべ、依然として資力にこだわっていることが明らかになりました。
私は、平成24年5月に行われた「災害救助担当者全国会議」資料などを引用し、厚労省が「大雪災害においては、自ら除雪を行う人員の確保が難しい状況であることが想定されるため、資力の有無にかかわらず、同法による住宅の除雪を行うことができる」としていることをのべるとともに、「退院して間もない70代の男性が救助の対象から外され、やむなく屋根雪下ろしをしたが途中で断念した」実例を紹介し、考えを改めるよう訴えました。
昨日の一般質問では議長への挨拶を忘れるなど失礼をしました。終わってから議長に謝罪しましたが、逆に「いい質問だった」と激励されました。感謝です。
きょうは一般質問最終日です。これから市役所に向かいます。