おはようございます。昨夜からの強風、台風並みとのことですが、あちこちで倒木や枝の落下、看板などの倒れが相次いでいます。また、停電も発生しています。今朝は「しんぶん赤旗」の配達当番でしたが、道路には木の枝や看板などが落ちていて、危なかったです。写真は吉川区小苗代地内です。
昨日は午前10時から総務常任委員協議会でした。FM上越㈱は今月19日に臨時株主総会を開催し、会社の清算と市内の上越ケーブルテレビジョン㈱への事業譲渡を決議しようとしていますが、その動きにどう対応するかを協議しました。
昨日はこれまでの協議を踏まえて滝沢委員長が委員会としての総意案を提示し、協議を重ねました。そして昨日の夕方、「エフエム上越㈱が担ってきた『地域に密着したコミュニティ放送として上越市民に必要な情報を伝える』目的を、上越ケーブルビジョン㈱が確実に継承すること」などを覚え書に盛り込むことなど4項目5点について市長に要請するよう議長に働きかけました。
委員会の総意としてまとめ、議長に提出した文書は以下の通りです。
エフエム上越㈱の臨時株主総会開催に先立ち、上越市に以下のように対応するよう求める。
1.上越ケーブルビジョン㈱と上越市の覚書に以下の2点を盛り込むこと。
(1) エフエム上越㈱が担ってきた「地域に密着したコミュニティ放送として上越市民に必要な情報を伝える」目的を、上越ケーブルビジョン㈱が確実に継承すること。
(2) 上越市が上記(1)の目的が達せられないと判断した場合には、協議の場を設けること。
2.周波数を統合し、上越市と妙高市に同一の放送を行うこととなった場合、上越市民への情報の質と量を担保すること。
3.この度の事業譲渡及び清算に際し、出資金の放棄、また新たな補助金の支出がある場合、説明を尽くすこと。
4.エフエム上越㈱がすべての株主に対し、事業譲渡に至った経緯等の説明責任を果たすこと。
この問題をめぐっては、総務常任委員協議会を4日から4回にわたって開きました。そのうち2回は市役所担当部課長などを呼んで質疑を行い、残りの2回は委員間で意見交換、委員間討議を行いました。ひとつの問題で4回も会議を開催したのは初めてかも知れません。いろいろと意見の相違があるなかで、私は「総意をまとめるなら、一致点でまとめるべきだ」と主張をしてきましたが、ようやく実りました。
昨日は議員勉強会もありました。ソトコト編集長の指出一正さんを講師に迎えて、持続可能な地域をつくるためにどうしたらいいのかを全国各地の実例を学びながら考えました。
四国の上勝町。人口1500人ほどの小さな町ですが、環境教育で世界に通用する町をつくるということで、ごみゼロ達成をめざした取組を展開し、達成率80%までもっていった事例が紹介されました。吉祥寺のブックマンションの取組も興味深いものでした。四角の小さなマスが本屋さん。ひとマス3850円の利用料金だとか。ひとマスには多くて10冊くらいしか本はおけません。小学5年生のショウタ君も店主の一人だそうですが、店主同士の交流が始まっているといいます。このほか、ワンコの森遊び、「イワシビル」の取組など面白い実践が次々と紹介されました。
指出さんは、私たちが地域で未来を見つける視点として、①関係案内所、②おしゃれな地域循環、③SDGs的、の3つをあげていました。「人はかかわりでしか長生きできません。関係場所を育てていくことが必要だ」「人ってつまらないと動かない。面白くするには断定しない。あいまいなものを残すことも大事だ」など印象に残る言葉がいくつもありました。
質問に答えるコーナーでは、集合写真になぜこだわるのか、どんなふうにしていい写真を撮るのかが面白かったです。「NHKや朝日のカメラマンというと被写体となる人は緊張するが、油断させることが大事だ。1枚の集合写真を撮るためには、1000枚からの写真を撮って1枚を決めていくこともある。自然のように見えてもちゃんと構図を考えている」とのこと、すごいなと思いました。
きょうは9時過ぎから新年度予算説明会、代表者会議と続きます。