おはようございます。とうとう降りましたね。除雪車も初出動しました。わが家では積雪10㌢ちょっとです。今朝は「しんぶん赤旗」の配達でしたが、事務所を出たところで倒木で道をふさがれ、まいりました。
昨日は12月議会最終日でした。常任委員長による委員会審査の報告、討論、採決などが行われました。
4人の常任委員長報告のなかで注目の1つは、総務常任委員会の審査報告です。そのなかでも旧今井染物屋条例のことについては、地元地域協議会の答申を受け入れず、開館時間を午前10時からにしたことなどから、「何故10時にこだわるのか」「朝市の日は9時に開館するなど柔軟にすべき」などの質問、意見が相次ぎました。報告では、採決にあたっては、委員会の総意として、第1に、「条例施行にあたり、開館時間等柔軟な対応をすること」、第2に、「一定期間運用の上、改めて検討すること」を伝えたことを明らかにしました。イラストは農政建設常任委員長報告時のもの。
議案の討論では、日本共産党議員団の平良木議員が、今年度の一般会計補正予算と介護保険特別会計補正予算について、「いずれも明年4月施行の介護保険制度の改正に伴う報酬改定等に対応するため、介護保険事務処理システムの改修に係る経費の増額に関するもの。その前提になる介護保険制度の改正が、重大な問題をはらんでいる。(内容としては)地域支援事業として介護予防・日常生活支援総合事業を行う被保険者の対象を拡大し、これまでの要支援の人だけでなく、条件付きながら要介護の人も総合事業の対象にするものだ。利用者負担の増加につながる」とのべ反対しました。採決の結果、日本共産党議員団が反対、他の議員は賛成しました。
住民自治を進める会から出されていた、「公の施設の再配置について、市民の納得を得る説明努力を尽くすことを求める請願」については、反対、賛成双方から討論が行われました。
反対の立場からは会派「みらい」の高橋浩輔議員が、「(関係)町内会などから意見を聴き、話し合いをする点で、行政側はとりうる最善の努力をしている。『根回し的に得た一部有力者の声をもって、あたかも全員の意見のごとく振る舞うのは行政の横暴』というのは当たらない」などとのべました。
賛成の立場からは、市民クラブの牧田正樹議員(紹介議員)が、「第3次までの再配置計画策定に比べ、市民に対して計画の説明や協議を丁寧にやってきたことは一定理解ができる。しかし、廃止方針が出された施設において、現在も市民のアンケートが行われているところがある。一般質問では、公民館施設整備で行政の不作為の指摘もあった。また、8つの温浴施設は『引き続き協議』となっており、今年度中に結論が出ない可能性が高い。そういう中で、パブリックコメントを実施すると、『引き続き協議』の施設については結果的にパブリックコメントが行われずに、市の方針が決定されることになる。こういう例は今まで私の知る範囲ではない」とのべました。
採決の結果、市民クラブ、日本共産党議員団、丸山章議員の合計6議員が採択に賛成しましたが、他の議員は反対し、この請願は賛成少数で不採択となりました。日本共産党議員団は、紹介議員の牧田議員が討論する前に同議員と協議し、意見調整をしました。総務常任委員会で橋爪がのべたように、「請願の趣旨」の一部に不適切な表現があったとしても、請願の核心をなす、請願事項の『公の施設の再配置について、市民の納得を得る説明努力を尽くすことを求める』」ことは大事だとして賛成しました。
きょうは厚生常任員会の所管事務調査、新型コロナ対策特別委員会などがあります。