おはようございます。昨夜から雨が降り続いています。わが家のすぐ近くを流れる吉川は泥濁りです。水位も高くなりました。今年一番じゃないでしょうか。
昨日は午前が党議員団会議でした。各常任委員会などの報告、議会報告会・意見交換会についての改革提案づくり、新型コロナの影響で一段と深刻化している少子化問題と緊急提言の検討などを行いました。
午後からはは市議会農政建設常任委員会の所管事務調査でした。テーマは上越市空き家等対策計画の改定についてです。同計画は平成28年11月に策定されましたが、今年度で計画期間が終了することから、これまでの取組の成果と課題を確認し、改定するとしています。
現行計画については、市空き家等対策協議会委員などから、空き家化「予防」の視点の欠如、「適正管理」「利活用」「予防」の各視点での広報が必要だなどの指摘を受けました。計画案では、こうした指摘を踏まえ、「予防」の追加、空き家バンクの位置付の拡充、管理不全の空き家などへの行政指導における「面談」の追加などが盛り込まれる予定です。
委員会では、都市整備部から説明を受けた後、「自分や親の生家などへの移住の促進についてどう考えているか」「中山間地域にはお試しハウスがあるが、街中版お試しハウスを考えてもいいのではないか」「相続放棄しても相続人が直ちに管理責任がなくなるわけでないことを視野に入れて対策をとっているか」「空き家には経済的な問題や相続関係の複雑さなどの背景がある。どこまで具体的にやれるかもっと詳しく説明をしてほしい」などの声が出ていました。
夜は吉川コミュニティプラザで市議会主催の議会報告会・意見交換会が行われました。議員や行政職員を除く市民の参加は16人でした。
常任委員会などからの報告の後、参加者からは、
●イノシシは多産とのこと、その対策はどうするのか。
●780kmの電気柵の大半は柿崎と吉川である。このまま増えるといかがなものか。対策はないか。
●イノシシやクマが人里にやってくる原因はいろいろだが、山を荒らしている農業を是正することが大事だ。森林環境税もあるが、山を整備することが被害を減らす手立てになる。
●公の施設の再配置の方向性案が示された。各議員はどのような認識か。
●吉川では旧小学校が公民館の分館になっている。いくつかの町内会がそこを拠点に公民館活動などを行っている。今回地域に了解を取りながら廃止、譲渡、貸し付けの選択を迫っている。しかし、譲渡は建物の処分費用が出せないのでありえない。貸し付けにしても実際にはむずかしい。
●東田中分館は旧東田中小学校の体育館であり、牧区の川上笑学館と同様な貴重な建物である。ここだけではないが、この建物は重要な建造物であることを認識してほしい。廃止は重要な財産を破壊することになる。
●県立柿崎病院の問題だが、他市の病院に比べ、上越の議員の動きが鈍い。命を守ることは何よりも大事であり、赤字だからという問題ではないが、どのような認識か。
●集落センターのそばに消防の乾燥塔があるが、撤去を要請してもそのままである。
などの発言がありました。
私は今回は受付として参加していました。やりとりを聴いていて、鳥獣被害対策では直接的な対策だけでなく、山が荒れていることについての対策の重要性が示されたこと、県立柿崎病院の存続に向けての市議会の動きが鈍いとの指摘、東田中の体育館は建造物としても貴重だとの指摘は重要だと思いました。やはり、こういう会はやるべきですね。
このところ、吉川区内で猿が出没しているとかクマらしきものを見たなどの情報が流れていますが、昨日、総合事務所職員から、蛍場地内と川袋から大賀に向かう道沿いの柿の木に明らかにクマの爪のひっかき傷が確認されたとの情報が寄せられました。蛍場の情報は数日前、私も聞いていたのですが、「クマらしきもの」から「クマ」を見かけるのもそう遅くないかもしれません。気をつけてください。
きょうは、これから母を病院へ連れていきます。きょうは定期検査です。MRI検査もあります。