おはようございます。今朝は6時過ぎに起床し、活動レポートの修正作業などデスクワークをこれまでやりました。けっこう時間がかかり、ブログの発信は大幅に遅れました。外は曇り空です。今朝の新聞で新潟市の坂東克彦弁護士が亡くなったことを知りました。先生は私が初めて出会った弁護士さんであり、学生時代から何度もお世話になってきた方です。心からご冥福をお祈り申し上げます。
昨日の午前、教育プラザでは、市議会文教経済常任委員会と教育委員会で教育相談に携わっている人たちとの意見交換会が行われました。私は、いじめ・不登校などの問題にどう向き合っているか。問題解決のための支援体制は十分か。新型コロナウイルス感染症問題が浮上したなかでどんな変化が出てきているか。そんな問題意識を持って傍聴してきました。
最初に教育相談部の人たちから当市で取り組んでいる事業について説明がありました。現在取り組まれている事業は、①学校訪問カウンセラーによる「学校訪問相談」、②電話による相談、「子どもホットライン」、③面接による相談、「来所相談」、④不登校児童生徒への支援活動、⑤カウンセリング研修、⑥JAST(じょうえつあんしんサポートチーム)、の6つです。これまで私は、これらの事業に直接取り組んでおられるスタッフの方の話を聴いたことがありませんでした。じつに多様な取組を、丁寧に行っているおられることを知りました。また、昨年10月の文科省通知(不登校児童生徒への支援のあり方について)が出て、支援の視点が大きく変わろうとしている(「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること)ことが明らかにされました。
意見交換の中で議会側からは、「昨年10月の文科省通知が出されてから、どういう変化が出ているか」「適応指導教室に通えない子どもたちにどう対応しているのか」「本当に困っている子どもは声を上がられないでいるのではないか。電話などはハードルが高い」などの質問・意見が出ました。教育相談スタッフの皆さんからは、「文科省通知による変化はまだ見られない。通知の趣旨を周知していく必要がある」「適応指導教室に通っている子どもは中学生が中心で、あまり多くない。保護者が送迎できないことがネックになっている。家庭によっては適応指導教室だけでなく、その子にふさわしい選択もしている」「不登校は中学校の方が多い。その他の問題は小学校が多い。小学校の時からカウンセリングを体験してもらった方がいい」「ひやかし、からかいが多いが、いじめとそうでないことの境目がわからない子どもがいる」「(県では)メールなどにも取り組んでいる。近くだと相談しにくいからと、県の窓口に行くケースもある」などいった回答がされていました。
注目していた新型コロナの影響です。「休業明け、家での虐待が増えている」「子どもがネットを自由に使えるなかで、ネット依存、ゲーム依存の子どもがあり、学校になじんでいかないケースもある」などといった問題の指摘がある一方で、積極面もあることが明らかにされました。何よりも、「子どもたちは学校を必要としていることが(改めて)わかった」とのことです。そして、「学校にゆっくり慣れていくことができた子どもがいる」「オンライン授業ができることも広く伝わった」ことなども確認できたといいます。また、「分散登校のときには学校に通えたが、通常の登校になった時、再び不登校になった」事例もあるということでした。
意見交換を聴いてのことですが、新型コロナを経験して学校は変わっていく予感がしました。もっとゆっくりと、学べる学校へ、もっと少人数で学べる授業に、子どもがどんな困難を抱えていようとも、それに寄り添う学校へ。私もいつか先生方とじっくり意見交換させていただきたいなと思いました。
午後からは、佐渡汽船㈱の小木直江津航路の就航船舶の変更方針に関して、上越市議会全員協議会、文教経済常任委員協議会が開催されました。現在の高速カーフェリー「あかね」導入については、2013年の9月議会などで真剣な議論が重ねられてきたこともあって、今回の佐渡汽船㈱が「あかね」を売却してジェットフォイルにするという方針には議員から疑問と怒りの声が続出しました。
全員協議会では、「今回の件は非常に不愉快だ。裏切られた思いだ。揺れの問題が大きいというが、導入の議論がされている時に行政側はどこまで把握されていたのか」「寝耳に水だ。物流ができなくなる。(直江津港から佐渡へは)お客が車で行けない。こんなバカげた重要港湾であっていいのか」などの怒りの声があがりました。
文教経済常任委員協議会でも、「(委員会で議論された時には)中型高速カーフェリー導入による航路の収支改善見込みも出され、収支が改善されるという説明もあってそれが賛成につながった。乗り心地、揺れの問題についても波高5㍍状況下でも安全に就航が可能であることなどお客が楽しい船旅をできると佐渡汽船㈱は説明してきた。あのときに私たちへの説明は何だったのか」などといった発言が続きました。
野澤副市長は、「我々も怒っている」とのべるとともに、これまでの検証と今後の方針決定についてきびしくのぞむ姿勢を示しました。市議会では今後、佐渡汽船㈱の幹部を参考人として呼び、議論していくことになると思います。
市役所での会議が終わってから、活動レポート、「しんぶん赤旗」日曜版のポスト下ろし、配達で動きました。大島区では、いつもの家で玄関先の生け花を鑑賞しました。今回はヤマユリ、コオニユリ、アジサイなどが入りました。ピンク、しろ、橙、薄紫などの色がバランスよく、とてもきれいでした。そして、安塚区ではめずらしい夕焼け風景を写真に収めることができました。山裾に広がる霧に夕日が当たったのです。
きょうはこれから胃カメラを飲むことになっています。そして夕方の18時30分からは市民プラザにて日本共産党議員団主催の議会報告会です。皆さんのご参加をお願いします。