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「近現代史からの警告」届く

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 おはようございます。今朝は6時半に起床しました。外はあいにくの雨です。事務所のちかくで咲いているヤマユリは7つのつぼみがすべて開きました。雨でなければ、もっといい写真を撮れるのですが、やむをえません。

 昨日は午前から午後にかけて細々とした用事を済ませました。大した用事でなくても、時間はあっという間に過ぎていきます。下の写真は吉川区の竹直にて午後1時半頃撮影したものです。昨日はこんな感じの風景が続きました。

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 午後からはデスクワークが中心でした。天気がパッとしなかったので気分転換は昆虫観察、トンボとバッタはどんな会話をしていたのか、このままの状態がかなり続いていました。

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 夕方、土曜日に注文していた本がやっと来ました。本は『近現代史からの警告』(講談社現代新書)です。著者の保坂正康氏は、新型コロナウィルス感染症が世界のつながりの中で起こり、急速に拡大しているいま、「過去を丹念に振り返り、その教訓から得る歴史観を持って、この難局に立ち向かうべきだ」と訴えています。

 死者が約10万人にもなった明治10年代のコレラ。当時の政府が出した指示は「国内での本格的な防疫という点で、これは近代日本の嚆矢」だとしています。また、大正7年から10年に流行したインフルエンザ、いわゆる「スペイン風邪」では、3回も流行を繰り返し、患者数は2380万人、死者も38万人に達したといいますが、大正8年の結核予防法の内容が今の新型コロナ対策でも参考になるとも述べています。そして、昭和初期の大恐慌の後のファシズムに触れながら、新型コロナ禍のあとに警戒すべきは、超国家主義的発想だと指摘します。

 最後、新型コロナ後の社会の為に私たちは何をなすべきか。保坂氏は、「私たちはいま、コロナとの戦いの中で市民たり得るかどうかが試されています。もっとはっきり断言すれば、ファシズム体制がいかに人間性を損なうかを『歴史からの警告』として学んでいるのです。(中略)感染連鎖を断ち切り、私たちの生命と生活と民主主義社会を守るために、市民としての自覚と自己管理が求められているのです」と訴えています。

 まだ第1、2章と最終章しか読んでいませんが、読み進まなかったのは、途中で、「直江の津」最新号(上越なおえつ信金倶楽部発行)を読んでみたくなったからです。この冊子では、北越出版の佐藤和夫社長が、上越の歴史での主な感染症の実態を書かれています。大正7年からのインフルエンザでは、7年、9年に、高田十三師団でそれぞれの年に千人を超える罹患者が出て、130人もの方が亡くなったことなどが紹介されています。これも貴重な仕事です。私も歴史に学びながら、頑張りたいと思います。

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 きょうも地元で訪問活動などを行います。あ、そうそう、原稿書きもあります。

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2020年07月15日 08:09に投稿されたエントリーのページです。

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