おはようございます。今朝は5時半過ぎに起床しました。昨夜の雨もやみ、じつに清々しい朝になりましたので、カメラを持って30分ほど撮影を楽しみました。田んぼと雲が作りだす風景はやはり、いいですね。4枚目の写真は今朝の頸城三山です。
昨日の午前、市議有志で「さくらメディカル㈱」の幹部の人たちと懇談させていただきました。参加した市議は高田地区在住者を中心に9人です。同社の新型コロナウィルス対策の現状と課題などについて説明していただいた後、質問や意見交換をしました。介護現場でのこの間の努力、苦労、悩みなどがリアルに語られたほか、行政当局への要望も出され、とても有意義でした。
同社は本年3月2日に新型コロナウィルス対策本部を設置し、情報の一元化、同社独自の感染予防マニュアル、消毒掃除チェックリストなどを作成しました。「社員は1人も感染させない。それがお客さんも感染させないことにつながる」という断固とした決意の下、社員はもちろんのこと、社員の家族に体温37度以上の人が出た場合は出社させない、訪問時などサービス提供にあたっては、手が痛くなるほどの徹底した手洗いを実施するなどの取組をしてきたとのことです。
在宅サービス提供時の困ったこと、悩みとしては、「訪問時に、国が示す判断基準と利用者の体温の変化との整合性の判断が難しかった」「利用者、その家族において、ガーゼ、マスク、アルコール消毒液が品薄のため、処置などの対応で困った」「収束が見えない中、自分のせいで在宅サービスが途切れてしまったらどうしよう、という不安があった」「感染が疑わしい人でも様子をみなさいというケースがあった。社員のなかでも医療機関を3軒くらいたらいまわしになって、親族関係のところでやっと診てもらった」「お医者さんには熱消毒が一番いいと言われているが、消毒については最低基準でいいのか、もう少し高くした方がいいのか事業所に任されている」ことなどがあげられました。
要望として出された主なものは、
●デイケアでの入浴が中止となり、自宅で入浴しなければならなくなったが、風呂の段差など構造上の問題もあって、利用者の負担が増えた。何とかならないか。
●サービス利用者の近所の方から「自粛の中で訪問サービスをするのはいかがなものか」と言われサービスを中止せざるを得ないことがあった。市民の理解が必要だ。こういうところは、市から「心配ないよ」と言ってもらいたい。
●PCR検査は受けたい人が受けられるようにすることが求められている。
●多くの人が病院で亡くなっているが、「在宅でみとりたい」というケースもあった。PCR検査をやることで開業医さんも安心できるはずだ。
等です。
懇談の中で重要だと思ったことのひとつは、PCR検査の改善の必要性です。これは対策の要ではないでしょうか。検査がもっと広く、もっとスピーディに行われるようになれば、感染拡大を防ぐ大きな力となることはもちろんですが、介護事業に携わっている人たちの負担も軽くすることができます。もうひとつ、新型コロナウィルスの問題が出てきたなかで、思わぬところで利用者負担増が発生していることがわかりました。この点は、あたたかい支援をしていかなければなりません。また、介護度別の利用限度額など現行の仕組みでいいのかについても、しっかり調べ、対応していきたいと思います。
午後からは党議員団会議でした。各種委員会の報告の後、一般質問のテーマの絞り込みを行い、質問の分担をしました。明日には通告を提出したいと思っています。
ひとつ忘れました。ササユリが開花しました。昨年とほぼ同じ日だと思います。いつも思うのですが、きれいですね、この花は。ここ数日のうちにいくつも咲きそうです。
きょうは、庭にある杉の枝払い作業の確認、タイヤ交換、母の入院している病院の担当医師からの病状説明などがあります。猛烈に忙しくなりそうです。