おはようございます。今朝は6時半頃に起床しました。強い風もおさまり、ホッとしています。外は曇り空ですが、だんだん明るくなってきています。
昨日は一般質問の最終日。引退する宮崎、内山議員が登壇し、最後の一般質問をしました。最後も再質問をしたことは立派だと思います。
一般質問後は追加議案の上程、質疑と続きました。追加議案は、2019年度一般会計補正予算(第7号)です。少雪による㈱キューピットバレイの減収補てんと新型コロナウィルス対策で3億4370万円を追加する内容です。
提案を受け、私は日本共産党議員団を代表して総括質疑を行いました。
質疑では、「市と同社との施設管理に関する協定書では、不可抗力の発生に起因して損害が発生したときは、その内容及び程度の詳細を記載した書面をもって市に通知しなければならな いことになっているが、通知はいつ、どんな方法で行われたのか」「この通知に基づく、市による損害状況の確認、㈱キューピットバレイとの協議の概要を明らかにされたい」「㈱キューピットバレイは、解散の方向と聞いているが、今回の減収補てんは、その清算とどうつながっていくのか」と訊きました。
これに対して市長は、「2月に入っても少雪が続き、入込みが伸びない状況となったことから、同月14日には、同社と担当者との間で、少雪に伴う減収補填の要否について協議を開始した。併せて、市として、その妥当性の検討や補填額の試算などの作業に着手した。3月に入り、同社からゲレンデの雪不足のため冬期の営業を半月ほど早めて3月8日で終了したい旨の報告を受けたことから改めて正確な予想損益を求めたところ、3月4日、その見込みと共に協定書に基づく不可抗力による減収補填を求める旨の通知を受けた。同通知については、株式会社キューピットバレイの社長が直接、市役所に書面を持参、担当部長と担当者が説明を受けた。今冬の営業状況と収支見込みについての詳細な資料も合わせて受領した。それ以降、市では同社が積算した予想損益や損害の程度について分析を行うとともに、同社との間で合理的な補填額について協議を進めてきた。また、補填額については、同社との協議により、対象とする期間を昨年12月から本年3月までとした上で、その期間の経常利益について、過去3か年の平年ベースと当期の状況との差額相当分を補填することとし、そこから既に補正予算として提案している「雪の湯」の休止に係る減収補填額を差し引いた4,370万円を補正予算として提案させていただいた」「なお、株式会社キューピットバレイの解散については、 昨日、3 月 18 日に開催された同社の株主総会において、 3 月 31 日をもって解散する旨の決議がなされ、正式に決定したとのことだ。4 月 1 日以降、同社の清算手続が開始されることになるが、同社が保有する資産の売却や債権の回収、債務の弁済等の整理を行った上で、最終的に残余財産が発生した際には、株主であるJ-ホールディングス株式会社に全額分配される」と答えました。
本会議終了後は委員会審査です。
文教経済常任委員会は、少雪などによる㈱キューピットバレイへの減収補てんをめぐって、同社の石田和久社長とJ-ホールディングスの早川寿男社長を呼んで参考人質疑を行いました。私の記憶では、上越市議会の議案審査関連で参考人を呼ぶのは初めての経験です。
㈱キューピットバレイの石田社長は、冒頭、「このたびの弊社解散につきまして、市、市議会議員の皆様、地域の皆様、利用者の皆様など多数、多方面の皆様に、ご心配、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げたい」と挨拶しました。その後、減収補てんを求めるに至った経過などについて、「昨今のスキー人口の減少、売上高の減少に加えて近年の暖冬少雪傾向など非常に厳しい経営環境が続いてきた。今冬は『雪の湯』の休館が余儀なくされ、雪が降らず、天候不良に悩まされ続けた。2月中旬以降は新型コロナウイルスの影響を受け、利用者はさらに減少した。ゲレンデ状態悪化の中で今月8日、今期の営業を終了することにした。利用者数は6万2000人、昨年の60%となった。宿泊者は昨年の40%だった。これまで以上に業績悪化を回避できなくなった。3月4日の取締役会で、今月末で指定管理業務を辞退、会社も解散することにした。会社の解散は昨日の株主総会で正式に決まった」と説明しました。早川社長もJ-ホールディングスとしての、この間の活動について報告しました。
2人の社長の説明の後、委員からは、「今冬の少雪、新型コロナウィルスの影響を受けた説明された。減収補てんをもって運営に頑張るというならわかるが、補てんをもって解散というのは道義的にどうかと思う」「キューピットバレイ等の施設は上越の大事な観光資源だ。やるべきことはやったのか。昨年度は黒字に転じたのだから、市の支援を一定程度求めてもよかったのではないか」などの質問が出ました。
これに対して石田社長は、「補てんと今後の話はちがう。(経営的には)夏場の営業損失の圧縮が大命題だ。『雪の湯』は今年は営業できない。6月からは久比岐野のお風呂の改修に入る。こういったなかで、この夏、耐えきれるかどうかがポイントだった。市との協議で、収益改善がされないとなれば、最悪のケースは避けるべきだと思った」「市には精いっぱいの要望をしたし、お応えいただいた。最善の打ち合わせをしていただいたと思っている」などと答えました。
この文教経済常任委員会もその後開かれた総務常任委員会でもこの議案は全会一致で可決されました。24日の本会議でも可決の見込みです。
夕方、活動レポートのポスト下ろしをしながら、地元に戻りました。気になったのは夕焼けです。一昨日に続いて、とてもきれいでした。何枚も写真に撮ったのですが、地元事務所近くで撮った1枚が最高に良かったです。自分で言うのもなんですが。
きょうは、「しんぶん赤旗」日曜版の配達で大忙しとなります。