おはようございます。今朝は、なんということでしょう、7時20分まで寝ていました。布団に入ってから、途中、トイレも行かなかったというのもめずらしい。外は小雨、たらたらと降り続けています。
昨日から12月議会が始まりました。本会議、総務常任委員会、各派代表者会議、生活相談と続きました。
本会議では市長が提案理由の説明をした後、上野、栗田、江口の3議員が登壇し、総括質疑を行いました。
市が来年4月からの実施を予定している注目の総合事務所の時間外受付の体制の見直し問題は上野、江口両議員がとりあげました。
上野議員は「議会に正式に方針が提示されたのは、11月11日である。重要な事項として、議会でしっかりと審議を経ずに提案してきた手法は、どういう判断か」「住民サービスの内容において地域間格差を生むことにならないか」などと質疑を行いました。
これに対して市長は、「この度の見直しは、平成30年度に実施した事務事業評価に基づく取組だ。この事務事業評価の評価結果については、本年2月20日開催の総務常任委員会で所管事務調査が行われ、その中で今後の方向性や検討を開始する考えなどを明らかにした。実際の取組を進める上において、まずは当事者である地域の皆さんに対して、評価結果を含め市の考え方を説明し、ご理解いだくことが肝要と考えた。議員には、地域協議会の開催情報を毎週木曜日に提供するなど、見直しに係る情報や動向に触れていただくことができるよう、意を用いてきた」「3年間において、戸籍については、1(いち)総合事務所当たりの時間外受付件数は、13か所の単純平均で月2件程度、また、時間外交付サービスでは月1件程度だ。今回の見直しでは、現在の利用状況を踏まえる中で、一定の地域のまとまりも考慮しながら、引き続き時間外受付を開設する総合事務所を選定した」と答えました。
はっきり言って、これでは逃げ答弁です。事務事業の評価で、廃止、見直しなどについての方向性を示したと言っても、地域協議会などに示した最初の方針案とは程遠いものです。これまで重要な施策変更などについては、必ず議会に説明し、議会の意見も聴いて、取組をしてきたのです。地域協議会開催などの情報提供をすることと議会の意見を聴くことは別です。これをやらないで、固まった方針を議会に示すとはひどすぎます。住民サービスで地域間格差を生むのではとの質問にも、正面から答えず、件数は少ないから問題なしとの姿勢でした。
江口議員は、今回の事案については「少し拙速すぎる感があるので確認したい」とのべた上で、吉川、頸城など10区の総合事務所で「勤務時間外での無人化と事務の一部を廃止することで、どれくらいの減額(支出減)となるのか」「時間外の防災行政無線の放送について、火災や停電の発生、クマ目撃等に関する放送は、総合事務所長の判断により、職員が登庁して対応すると言うが、従来通りの対応をどのように確保するのか」と訊きました。
市長は前者の問いには、「見直し後、年間約5000万円」の減額になると答えました。防災行政無線放送については、「可能な限り、速やかに職員が登庁して放送するので、情報提供として支障なく対応できる」と答えていました。後者についてはもっと詰めないと支障があるかどうかはわかりませんね。
今回の問題では、議会の対する説明不足と議会の意見を聴かずに進めてきたことへの不満は与野党を超えて共通です。江口議員は再質疑で、「市民の声は多様であり、市民の協賛を得ながら進めるべきだ。今後このようなことがないように」とくぎを刺しました。当然です。
さて、きょうから委員会審査です。きょうは農政建設常任委員会ですが、その前にやるべきこともあります。大忙しです。