おはようございます。今朝は雨模様です。7時頃起床して、事務所で印刷作業を行っていますが、事務所へ来た時、パーン、パーンという音が聞こえてきました。狩猟の音です。上の写真は昨日の尾神岳です。11月としては最高の天気となりました。
昨日は浦川原でのスタンディングからスタート。寒いと思って、防寒着を着ていったのですが、朝の暖かい日射しのおかげで寒さを感じませんでした。手袋も必要なかったですね。スタンディングでは、いつも通る人の一人の姿が確認できませんでした。風邪でもひかれたのでしょうか、気になります。
午前10時からは農政建設常任委員会と市内で「6次産業化に取り組む事業者」との意見交換会でした。事業者として安塚区のTさんなど10人の方が出席してくださいました。私も傍聴させてもらいました。
会では農政建設常任委員が自己紹介した後、参加した事業者のみなさんが、それぞれ農畜産物の生産に携わっている状況、漬物や乾燥野菜などの加工と販売などについて語りました。
このなかでは、「米の価格は半分になり、豚などの家畜は駆逐された。ふと気付くと、からの鳴き声しか聞こえない」「お母さんたちがとても元気で、楽しく仕事をしている。農村の魅力が失われていくことを一番心配している」「70を過ぎて、先が見えないという不安がある」「6次産業は魔法の言葉だ。農家のせがれが農業を継げないのが一番の問題だ」などの声が出ました。
続いて、これらの発言を頭に入れた中で、意見交換が行われました。
私が注目したことのひとつは、「農業における楽しみ」を口にする人が何人もいたことです。「朝3時半に起きて働いているが、面白いから、楽しいからやっている」「こんなに割の合わない職業はない。でも、普通にやれればいいのではないか。楽しくやれればいい」などといった発言が続きました。私は、猛烈に忙しい中でも、農場だよりを出して、イラストも描いている友人の取組などを思い出しました。
2つ目は「農畜産物の直売所」の力についてです。浦川原区のMさんが、「売ることで6次化になる。ところがメイドイン上越ひとつとってみても売る場所が少ない」と発言したことを皮切りに、「直売所は地域を拓く。ものすごくいい働きをしている」「6次化したものはまず地元に売った方がいい。地元でまず売る、フアンをつくる、循環させることが大切だ。直売所の数も増やしてほしいし、ちょっと置くところもほしい」「東京で上越のものを買うことが出来るのはどこか見えないという声もある。考えてほしい」などの声が上がりました。市内の直売所を改めて見てみたい、販売者の声をもっと聴きたいと思いました。
3つ目は、「支援はきめ細かくということ」です。吉川区のSさんは、「加工をやっていると、表示などで義務がある。これがけっこう金がかかる。食品の成分検査、ラベルなど法律が変わるたびに負担がある」「新規や事業の拡大などでは支援されるが『継承』の場合は、現状維持だからダメとなっている。『継承』のときも使える補助を」「各種交付金は対象品種が特化されていることが多い。地域で取り組んでいる品種も対象となるよう、品種特化よりも多様化を重視してもらいたい」と訴え、注目されました。また、頸城区のIさんは、「一つひとつの商品を開発し、販路を拡大していくのが難しい。セミナーなど勉強できる場を設けてほしい」と訴えていました。
このほか、ネット販売と口コミの魅力、ハウス園芸における資材費の高騰(倍加)などについても活発な意見交換がされました。
今後は生産加工の現場で、あるいは直売所で、じっくり関係者の意見を聴いて、行政でやるべきことを探りたいと思いました。
夕方、母を連れて大島区板山へ行ってきました。母の幼友達のKさんのところでお茶飲みです。雪が降らないうちにということで、時間をつくり、出かけてきました。母の言葉を借りると、「『ごっつぉづくりの神様』のところでおしゃべり出来て、うんめもんごっつぉになっていかったぁ」。写真は地元でとれたキノコだとか。初めて食べてみました。
きょうは、これから、新聞屋さんへのチラシの持ち込み、「しんぶん赤旗」日曜版の配達です。