おはようございます。今朝は静かです。台風の影響でしょうか。ただ、蒸し暑いですね。もう少し涼しくなってもらわないと困ります。
昨日は一日中、忙しく動きまわりました。まずは三八市での宣伝でした。日曜日だからお客さんは大勢かと思ったら、猛暑がマイナス要因になったようで、いつもよりも少ないように見えました。それでも、久しぶりに会えた人もいて、うれしかったです。
市宣伝を終えてからは、ライオン像のある館に寄りました。上越教育大学彫刻研究室の展覧会があったからです。テーマは「交錯する視点」、若者らしい発想と独創性があふれた作品群でした。女性の立像、巣など気に入ったものがいくつもありました。
10時半頃からは上越地域消防事務組合の消防フェアを見学に行きました。今回も大勢の親子連れが訪れていましたね。ロープを使った救出訓練、消火訓練など体験コーナーが人気でした。現消防本部での消防フェアは今回が最後です。来年は新消防本部でも続けてほしいです。
午後からは文化会館でした。
2017年に資源エネルギー庁は、「核のごみ」の地層処分をすすめようと、「核のごみ」の処分地として「好ましい特性が確認できる地域」と「好ましくない特性があると推定される地域」を区分した地図、「科学的特性マップ」を公表しました。
資源エネルギー庁・原子力発電環境整備機構(NUMO)は、マップの内容を知ってもらい、理解してもらうことを目的に、全国各地でこの「科学的特性マップ」に関する対話型説明会を開催してきましたが、昨日は上越市での開催でした。参加者はマスコミを除くと30人弱。地層処分についての映像を見た後、担当者から概要説明を聞きました。地層処分事業は4万本以上のガラス固化体を地下300メートルに埋設するとのことですが、費用は何と約3兆8000億円もかかると言いますから、驚きましたね。
説明を聞いた後は、いくつかのグループに分かれてNUMO職員などに質疑を行いました。私のグループでは、「青森県六ケ所村の再処理工場の稼働のめどはいつごろか」という質問を皮切りに次々とたたみかけるような質問が相次ぎ、論戦になりました。
論戦となった問題をいくつか拾うと、ひとつは、候補地に支払う交付金についてです。「ごり押ししないというなら、原発交付金のようなお金を出すのはいかがなものか」という質問に、「調査を受け入れてくださったところにはお金は支払われることになる。これは地層処分に限らず、他の問題でもそうだ」として否定しませんでした。2つ目は地層処分が最良の方法として専門家の中で共通認識となっているかどうかです。これについては参加者から、「暫定埋設ではなく、最終処分だ。これでいいと多くの科学者の判断がなっているでしょうか。国会で決まったからというのでは無理がある」とぴしゃり。3つ目は第三者機関での議論についてです。地層処分については政府や電力会社が中心の機関ではなく、地質や地震、地下水などの科学者などが入った第三者機関で十分な審査を行う必要があります。担当者は原子力資料情報室のメンバーの声も聞いていることなどをあげましたが、日本学術会議の提言に触れた質問には明言を避けていました。
グループでの質疑ではこのほか、「科学的特性マップ」は活断層のこと一つとっても、最新の情報をふまえたものとして作成されていないことなどが明らかになりました。また、アンケートには、協力地への敬意や感謝、候補地への財政支援を行うことの良し悪しを問うものがあり、それへの疑問の声も出ました。
なお、会場では参加者の個人情報保護などを理由に録音やカメラ撮影は禁止となっていました。これには、「もっと多くの人に知ってもらいたいなら、(写真などを含め)参加者から発信してもらうべきだ」などの批判の声が上がりました。当然です。
夕方、地元に戻りました。米山さんや尾神岳を黄色い稲穂とともに撮るには今年最後のチャンスかも知れないと思い、吉川区竹直、柿崎区上直海、同上金原へ行きました。下の写真はその時撮った写真のなかの1枚です。
夜は地元で生活相談があって、それに対応しました。
きょう、明日は市議会厚生常任委員会です。一般質問通告締め切り日ですので、その通告文作成を最優先にして、他の仕事もやりたいと思っています。