« 第26回東京吉川会総会 | メイン | 歯医者、議会報告会打ち合わせ »

農産物品評会、原発対策交流集会、小さな作品展と

 おはようございます。今朝は6時過ぎに起床、事務所に来ています。天気はまずまずといったところでしょうか。いまのところ、曇り空です。

 昨日は午前9時前に事務所を出て、まず旧源小学校体育館へ。久しぶりに農産物品評会を見てきました。かつては中学校か小学校の文化祭に合わせて行われていました。いまは地区の収穫祭の一環として行われています。

 好きな竹細工の腕を活かしてカゴをつくり、そのなかに甘柿を入れたのは山中の中村高二さんです。竹カゴと竹でつくった飾りをヒモで結び、その先にキクの花を咲かせている。お見事でした。一人しか出品しなかったものがいくつかありました。石谷の山賀源市さんの山芋、苦労して掘ったのでしょう、よく傷めないで出品されたと思います。先日は初めて黒い柿に出合ったのですが、昨日は大岩の塚田洋子さんのゴールドキウイと初顔合わせでした。どんな味か、食べてみたいです。

hi18111105.JPG

hi18111102.JPG

hi18111104.JPG

 源地区では他地区と同様、人口流出が続いていますが、そんななかでも米山出身で三条市から通い、いろんな作物をつくっている中野貫一さんが大根を出されていました。うれしい出品ですね。会を盛り上げようと、農産物以外の作品も出ていました。下の写真は中野さんの大根とどんぐり村の新崎良子さんの作品です。

hi18111108.jpg

nii18111.JPG

 続いては柏崎へ。福島第一原発事故からちょうど7年8か月となった昨日、「『福島事故の検証のない原発再稼働はありえない』全国交流集会が柏崎市産業文化会館で開催されました。全国から福島事故の検証を進めている新潟県が注目されているなかで、「新潟県原子力発電所事故に関する検証総括委員会」の委員長を務めている名古屋大学の池内了名誉教授が講演されるというので、私も参加してきました。

syuukai181111.jpg

 池内教授は「福島事故の検証」というタイトルで記念講演してくださいました。サブタイトルは「何をどのように検証するのか、地元自治体に問われているもの」です。

ka1811101.JPG

 同教授はまず、花角新潟県知事が、「県民のいのちと暮らしを守ることが第一であり、原発事故に関する3つの検証をしっかり進める」としているのは新潟県民の世論によるとして、引き続き、世論を重視した闘いが必要だとのべましました。

 その上で、いまの技術委員会については、液状化など新たな技術的課題が出てきていることや事故を起こした福島第一原発の原子炉を開かないと分からない問題があること、原発の技術を客観的にチェックする組織が必要であることなどから継続すべきと強調しました。

 避難委員会についても、時間とともに危険性への警戒心が緩んでくる可能性があること、時間とともに避難計画を見直す必要があることなどから、新潟県に原発がある限り継続すべきだとのべました。そして、全国の各原発は原発立地ごとの特殊性はあるが、新潟県の避難要領が原発立地県の模範になるように、内容的にも整備していく必要があるとものべました。

 健康・生活委員会については、健康分科会と生活分科会をつくって作業が進められていますが、柏崎刈羽原発で過酷事故が起こった場合に、新潟県や県民が被る可能性がある被害、日本の将来にもたらされる危機を列挙すること、県民の健康生活破壊の責任を誰がどうとるのかなどが問題提起されてくるのではないかと語りました。

 これら3つの検証委員会の議論を踏まえ、まとめていくのが検証総括委員会の役割です。池内教授は、そのほかにも、避難先からの帰還問題や深層防護の第5層の欠落問題など、3つの検証委員会ではカバーできない問題の抽出と議論、東電の適格性などについても議論していく必要があると訴えました。

 検証総括委員長として、同教授は議論やまとめに要する期間についても言及しました。期間としては「3年間は必要」であり、可能ならタウンミーティングや福島への調査も行って、3年目の後半には検証報告案を審議して、最終報告をまとめていきたいとのべていました。

 最後に同教授は、「地方自治体に問われること」として、自治体職員の自律的判断が重要であること(ヨウ素剤の配布・服用を例に)、リアルタイムで最善と思う選択を行うことが求められること、普段から住民と自治体職員が結びついていることが大事であることをあげました。いざというときに、指示待ちではない、判断力・決断力が求められるということですが、この点はもっと深める必要があります。

 交流集会では、原発問題住民運動全国連絡センター代表委員の伊東達也さんが基調報告を行い、今回の集会を新潟県で開催する意義、国と東電の原発事故における加害責任、看過できない最近の原発動向などについてのべました。また、新潟大学名誉教授の立石雅昭さんが、「検証なくして原発再稼働はありえない」と題して、新潟県の検証作業の歴史的な意義、技術委員会が明らかにした原子力ムラの実態、安全神話の復活に関してコンパクトに報告しました。

ka18111102.JPG

ka1811103.JPG

 これらの講演、報告については地団研の大野隆一郎さんなどが質問に立ち、意見交流をしました。次の予定があったので、私は途中で上越市に戻ったのですが、「原発のない日本」「再生可能エネルギーの日本」を実現しようと、「柏崎からのアピール」を採択したとのことです。

ka18111104.JPG

 上越市に早めに戻ったのは柿崎区体育館で行われていた「小さな作品展」を時間内に観たいと思っていたからです。

 この作品展は柿崎区の桃園町内会が初めて開催したものです。出展された作品は、編み物、木工細工、竹細工、油絵、ちぎり絵、写真、絵手紙、盆栽、手芸等。個人の部だけでも44点もありました。スゲでバッタをつくったものもありましたよ。町内会長さんは、「こんなに作品が集まるなんて……」とうれしそうでしたね。

ti18111101.JPG

ti18111102.JPG

ti18111103.JPG

ti18111104.JPG

 夜は写真整理と議会報告会用スライド作成で頑張りました。

 きょうは午前に打ち合わせ、午後から会議と続きます。長野市議会のみなさんとの交流会、楽しみです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hose1.jp/mt/mt-tb.cgi/5805

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

2022年06月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

About

2018年11月12日 07:06に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「第26回東京吉川会総会」です。

次の投稿は「歯医者、議会報告会打ち合わせ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34