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「みらいサポート石巻」を視察


 おはようございます。今朝は福島駅前のホテルからの発信です。昨日から市議会総務常任委員会の視察に出ているのですが、風邪が悪化してしまい、まいりました。妻に持たされた薬のおかげでなんとか動いています。

 昨日は宮城県石巻市でした。駅から歩いて「松竹」というお店でお昼をいただきました。頼んだ料理を待っている間に、女将さんが、東日本大震災時にどうしたかなどを語ってくださいました。これがすごかった。地震が起きたときは、洗濯機の中にいるような激しい揺れだったといいます。最初は大したことないと思っていたが、外は黒い水が一気に増えて、二階へ。窓から見えた車はミニチュアがコロコロ転がっているように見えたそうです。被災当時、お店は新しく建てたばかり。借金を返すあてもなく、自己破産を覚悟したそうです。そのとき、多くのボランティアの方から励ましてもらい、自己破産しない決断をしました。いまでも忘れないのはフランス領事館からやってきたボランティアの人の言葉だといいます。「人生はケセラセラだよ」。いろんな人が被災者を励ましたんですね。

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 さて、今回の視察先は一般社団法人「みらいサポート石巻」です。ここでは、行政や地域団体などと協力し、GISやAR技術を活用して、「現在・過去・未来」を伝える「石巻津波伝承AR」アプリを開発したところです。このアプリを活用した「防災まちあるき」は地域情報化大賞の特別賞を受賞しました。

 総務常任委員会の一行は、「みらいサポート石巻」事務所でこのアプリの説明を受けたのち、被災した現場を歩いて、被災前の風景、被災した当時の状況、いまの姿を確認しました。港の堤防、元気市、そして料理屋の小道などのポイントに立つと、アプリを操作するだけで被災状況を見ることが出来る、なかなか良く出来ています。下の花はヒイラギモクセイ。いい香りがしました。

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 職員さんの案内でまちあるきをしてからは、事務所で意見交換させてもらいました。私が今回の視察で一番関心を持っていたのは、「自分は大丈夫」という日常性バイアスから抜けだすヒントを見つけることが出来るかもしれないということでした。説明した職員さんは、「『自分は大丈夫』から抜け出すことを、専門家の間ではスイッチが入るとか言っているが、我々もそれを動かせるものにしたいと思っている」「われわれもどうしたらいいかと思っているが、突破口はひとつではないはず。だからいくつものプログラムをつくって人に響く方法を探っている」とのことでした。

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 きょうは福島にて視察です。

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2018年10月03日 08:08に投稿されたエントリーのページです。

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