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干ばつ被害対策で議論

 おはようございます。今朝は気温26度でした。30度以上の高温で苦しめられてきたので、ずいぶん楽に感じます。今朝は5時過ぎに起床し、「しんぶん赤旗」日刊紙の配達に出ました。最近はラジオのFMを聴きながら運転することが多いのですが、今朝はスイッチを入れた途端、美空ひばりの「1本の鉛筆」が流れてきました。8月は、やはり平和を考える月ですね。

 昨日は午前が党議員団会議でした。先週の干ばつ被害実態調査と市の農地渇水対策本部の資料を見ながら午後からの委員会審査にどうのぞむかを協議しました。そのなかでは、消雪用井戸の活用が難しいようだとの情報もあり、その点を中心に質問することになりました。しかし、同じ時間に行われた農地渇水対策本部で、市の消雪パイプ用水の活用が打ち出されており、午後の委員会では多くの時間を割く必要がなくなりました。

 午後1時からは農政建設常任委員会でした。上越市雨水管理総合計画についてが今回の所管事務調査のメインでしたが、この調査後、農地の渇水対策などが市から報告され、この方が質問がたくさん出ました。

 農地の渇水対策などについての報告と質疑の概要をお知らせします。まず水稲などの被害状況ですが、水稲に関しては、安塚区、浦川原区、牧区、吉川区など8つの区で106ヘクタール(このうち、12ヘクタールでは枯死)に被害が発生していることが明らかにされました。畜産関係では、この暑さで7371羽の鶏、乳牛1頭が死亡しています。また、干ばつ被害についての相談窓口を農政課および各区総合事務所に開設したところ、82件の相談があったとのことです。いずれも5日、午後5時現在のデータです。

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 上越市は昨日の農地渇水対策本部で「農作物等の被害に対する応急対策等について」という緊急対策を決めました。これは市のホームページに掲載されましたので、下線のついた部分をクリックしてみてください。この対策の一部として、消雪用井戸の利用についても市のホームページに掲載されています。本日、7日から関係農家は誰でも利用できます。これも下線部をクリックしてごらんください。

 市の説明後、委員からは、「7月30日以前の情報収集はどうしたか。しっかりした調べを早めにやっておくことが大事だ」「被害状況をどうとらえたらいいのか」「前回の被害のときにため池を造ったらいいのではないかと提案したが、その後、どうなったか」「2次被害のことについての意識はあるか」「園芸の被害は把握しているか」など質問が出ました。これに対して担当部課長は、「調査は7月19日からやっている。被害の区分のついては県の指導を受けた」「ため池は(前回の干ばつ以降)安塚区などで12か所新設してきた。ため池整備は有効だと思っている」「園芸についてはJAで調査中だ。まもなく明らかにできる」などと答えていました。

 農政建設常任委員会には日本共産党議員団から委員を出していません。委員長の許可を得て、私から番外質問をしました。1つは被害調査についてです。5日午後5時現在の調査結果には、被害を受けているにもかかわらず名前が載っていないところがあることから、「調査は漏れ落ちなく、早めにやっていってほしい」と訴えました。2つ目は消雪用井戸の利用についてです。今回、市内7か所の市所有井戸を利用できるということですが、「どこの地域に住んでいても利用できるのか」と聞きました。また、「県所有の消雪用井戸の利用についてはどうなっているのか」とも質問しました。市所有井戸は地域に関係なく利用できるし、そのことを広報するとの答弁でした。県所有の井戸については土地改良区などが県と交渉中との答えでしたが、そうであれば、その結果を含め、市のホームページに載せるべきだと私から注文を付けました。3つ目は干ばつ常襲地域のため池整備についてです。干ばつのたびに耕作放棄が進んでいる実態があることを明らかにしつつ、「農地を(ため池に転換し)減らしてでも耕作を可能とする思い切った対策が求められているのではないか」と訴えました。このことについては私の質問の表現の仕方が悪く、担当部長からは、「農地の多面的な役割は大きい」ということで一般的な答えしか返ってきませんでした。今後、議論したいと思います。下の写真は議員傍聴席から「番外質問」する私です。

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 夕方からはお世話になった人の通夜式に参列してきました。私とは小中学校が一緒で、1級下の人でした。源地域や地元集落では極めて大事な人の一人でした。残念でなりません。わが家は牛飼いでしたので、この人の家とは切っても切れない関係でした。通夜式が終わっても、お連れ合いはなかなか涙が止まりませんでした。

 きょうは、これから市役所です。主要地方道新井柿崎線整備連盟の総会や現地調査があります。

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2018年08月07日 07:49に投稿されたエントリーのページです。

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