おはようございます。今朝は久しぶりに涼しい朝を迎えました。ここしばらくは暑くて掛け布団もタオルケットもいらなかったのに、この涼しさ……、ありがたいです。写真はウワミズザクラの実です。熟して黒くなった実が多くなってきました。うっすらとした甘さがなつかしい。
昨日は午前が災害対策特別委員会でした。土砂災害対策、原子力災害対策、津波災害対策についての所管事務調査です。市の担当部長が説明し、活発な質疑が行われました。
このうち土砂災害対策では、昨年の3月にひと区切りした土砂災害警戒区域の調査と指定、ハザードマップ作成経過などについて説明を受けました。上越市における土砂災害警戒区域の調査は平成17年からはじまり、ようやく全体がまとまったことになります。旧東頸城や旧中頸城の山間部で指定個所が多いことがよくわかります。警戒区域に指定されたか所は全体で1828か所にもなります。このうち、「住民の生命または身体に著しい危害が生ずる恐れがある」特別警戒区域は1042か所にのぼります。上越市は土砂災害の危ないところが多いですね。
説明後の質疑で私は、「避難などソフト対策も大事だが、危険個所のハードでも思い切った対策が求められている。急傾斜地、土石流、地すべりの危険個所の整備状況はどうなっているか」と質問。これに対して担当課長は、「急傾斜地が8.4%、土石流は24.6%、地すべり42.4%となっている」と答えました。これらの数値は4年前に私が質問したときの数値とほとんど変わっていません。私は、「上越市民にとっては土砂災害は大きな危険のひとつだ。それに行政が立ち向かっていく姿勢が重要だ。土砂災害についてはハード面も含めて本格的な対策を国に求めるべきだ」と訴えました。担当部長は、「私どもも精一杯要望していきたい」と答えました。この点では、内山前議長も「行政だけでなく、議会も一緒になって国に働きかけていこう」と提案しました。この提案は具体化したいものです。
質疑の中で、新潟県が土砂災害防止法制定以前からの土砂災害危険個所のデータに基づいた整備率の数値を持っていることが明らかになりました。土砂災害防止法上の数値と混乱しないよう整理すべきだと思います。
原子力災害対策では新たな事実が判明しました。上越市は14市町村合併時から(旧吉川町ではそれ以前から)上越地域医療センター病院など市内10カ所で安定ヨウ素剤を独自保管してきました。しかし、本年2月下旬、市独自に購入した安定ヨウ素剤が使用期限を迎えるなかで、県の安定ヨウ素剤の配布・服用体制に従うことにしたというのです。その結果、これまで市内10か所での分散配備は中止され、上越保健所の1か所にUPZ内住民の3回分、UPZ外住民の1回分を保管する体制に変更されました。重大な後退です。
市の担当課によると、上越市としては、これまでどおりの場所で分散配備を認めるよう要請してきたが、県はPAZ外のすべての住民分は、各地域の保健所等に一時的に配備し、分散配備や住民への配布方法を検討することとしているので、譲らなかったということでした。私は、「これではいざというときに間に合わない。住民は(安定ヨウ素剤が)身近にあるということで安心感を持ってきた。早急に県に働きかけてなおしてもらいたい」と訴えました。防災危機管理部長は、「我々は指をくわえていたわけではない。県には強く要求していく」と答えました。写真は安定ヨウソ剤です。
午後からは交通政策調査対策特別委員会でした。北陸新幹線敦賀開業に向けての取り組み、第三セクターの利便性向上、次期総合公共交通計画の策定について報告があり、質疑が行われました。
私は1時間ほどしか傍聴できませんでしたが、注目したことのひとつは、ほくほく線のトイレの問題です。普通運賃及び通勤定期運賃の10%引き上げ(12月予定)と同時に利用者サービス向上策として「トイレ車両の早期導入」が検討されているということが明らかになりました。現在の計画では平成36~41年の間に12両の車両を更新する予定ですが、この計画を前倒しするというのです。橋本正幸議員が前倒しについて具体的に明らかにしてほしいと尋ねましたが、担当課長は「何年からということは聞いていない」と答えました。関係住民の強い要望ですので、北越急行は早く具体的な計画を示してもらいたいですね。
委員会室を出てからは医師会館で健康相談でした。1月の人間ドッグで保健指導を受けることが決まり、ドック後、半年を経過したので体重などの計測をして、指導を受けてきました。今回の相談日までに体重は1キロ落とす計画になっていましたが、まったく動きませんでした。指導をしてくださった職員さんからは、「体重が増えないで変わらないことは評価できますよ」と言われ、ホッとしました。間食の回数を減らすことと涼しくなったら軽度の運動を、とアドバイスされてきました。
きょうは午後から会議です。その前にデスクワークもしなければなりません。