今朝は晴れました。梅雨時期としてはいい天気です。おはようございます。青い空と雲に惹かれて、事務所に来る前に中条池に寄り道してみました。いつも通り、朝の景色は素敵でした。水不足が言われる中で、水位は少なくなっているんじゃないかと思っていたのですが、思ったほど下がっていませんでした。
昨日の朝は忙しかったです。午前9時から新水族館近くの公園で、平和行進の上越市でのスタート集会がありました。9時とはいっても猛烈に暑く、日陰を探したくなりました。コース通し行進者の山口逸郎さん(映画プロデューサー)は、「千羽鶴」「広島の証人」などの映画づくりを通じて、原水爆の恐ろしさ、差別などを訴えてきたことを語りました。また、県内では、先日、加茂市を訪問したときのことも話されました。庁内内を移動するとき、市長さんが一緒に行進してくれたというのです。感動と驚きの声があがりました。私は、先の定例議会で、核兵器禁止条約の批准を求める請願が全会一致で採択されたことを報告しました。写真は山口さんと私です。
午前10時からは上越地域消防事務組合議会臨時会でした。議案は屈折はしご付消防ポンプ自動車の購入契約1件のみ。7社による指名競争入札の結果、株式会社、マルトミが1億1800万円で落札、1億2744万円(税込み)で契約するという案件でした。全会一致で可決しました。公平委員会委員の選任についての同意もしました。
午後からは長野県栄村で信越国境地域づくり交流会があり、参加してきました。じつは一昨日、ある人から「橋爪さん、自然、好きですよね、参加しませんか」と誘いを受けたのです。以前から、一度は参加したいと思っていたイベントでした。
安塚区で昼食をとり、国道253号線から十日町市経由で栄村に行くつもりだったのですが、国道403号線で信越国境を超えるルートも通行可能と聞き、この道を選択しました。大正解でしたね。途中から私のデジカメが忙しく動きはじめ、簡単には終わらなくなったのです。なんといってもエゾアジサイがきれいでした。濃くて魅惑的な青色のアジサイがトリアシショウマやコシジシモツケソウなどとともにたくさん咲いていました。そして何年ぶりでしょう、ピンクのヤマアジサイもあったのです。ひょっとすると、白いアジサイもあるかも、そう思ったら、車はスピードダウン、進めなくなりました。ヤグルマソウもありましたよ。それと、じめじめしたところには青い色をしたサワハコベらしいものも。野の花好きの私にはたまりませんでした。
地域づくりの交流会の会場は栄村役場内にあるホールでした。役場に着いて、駐車場で車から降りると、そばに村長、副村長などの駐車スペースがありました。自家用車で通勤されているのでしょうね。公用車で通勤する首長がけっこういる中で、こういうのを見ると親しみを感じます。
野の花観賞で手間取り、会場へは午後1時40分に入りました。ちょうどこの日の地域づくり交流会の趣旨、目的などが説明されているところでした。文章で読んでいただくよりもスライドをごらんいただいた方がいいでしょう。
基調講演は北海道大学特認教授の木村宏さん。「歩く観光の潮流とロングトレイル」と題して軽快なテンポで語られました。トレイルといえば、信越トレイルしか知らない私にとっては驚きの連続でした。日本全国に、世界に広まっているんですね、トレイルは。関連する本がたくさん出ていることも初めて知りました。トレイルを歩く人の思いは様々ですが、これが地域を見つめるきっかけになり、交流が生まれていく、関連する生業もある、よくわかる講演でした。私が講演の中で考えたのは、私が日頃楽しんでいる里山歩きの価値の大きさです。花や木を観察するだけのものですが、私の暮らしにとって大事な意味があることを再発見するお話でした。
講演に続くパネルトークでは、みちのく潮風トレイル、信越トレイルなど4つのトレイルの代表がそれぞれのトレイルの紹介、魅力を語りました。私が惹かれた話のひとつは雪国観光圏の「スノーカントリートレイル」の紹介です。雪の白が創り出す世界の魅力のすごさを改めて感じました。
第2部の懇親会にも参加してきました。森宮野原駅舎で飲み食いできるとはびっくりでした。絵手紙がいっぱいの駅舎の一角で飲み食いする、交流する、いいもんですね。私は名刺を忘れてきたこともあって、挨拶回りはほとんどしなかったのですが、信濃毎日のS記者や新潟日報のT記者、津南町のOさんなどとゆっくり話が出来ました。野の花の魅力を語り合う中で、ある人から、「(トレイルのなかで)植物のガイドをしてもらえませんか」とお誘いもありました。ガイドするまでの自信はありませんが、一緒に歩いて、その植物について知っていること、私の思い出くらいなら話が出来るかも知れませんと答えました。些細なことでも力になれることがあればお手伝いしたいと思います。
きょうは、これから「しんぶん赤旗」日曜版の配達です。