雨がぱらついています。おはようございます。今朝は6時前に起床しました。たくさんのパソコンメールが来ていたので、それを整理し、返信すべきは返信しました。事務所の近くでは、トリアシショウマがもう少しで花を咲かせようとしています。その奥にある白い花はドクダミです。ドクダミの花を見ると、亡くなった千葉の叔父を思い出します。
昨日は歴史的な米朝首脳会談の日でした。朝鮮半島の非核化、朝鮮戦争の終戦合意、日本人拉致問題がどうなるかなどに注目しました。共同声明では、朝鮮半島の完全な非核化と永続的で安定した平和体制構築に向けた決意が示されました。これまでの激しい敵対状況を考えると、大きな転換です。合意内容はまだこれからの部分が多いのですが、昨日の会談は重要な一歩です。武力による解決はあり得ませんから。
議会は、一般質問の2日目でした。私は5番目に登壇、冒頭、米朝会談について触れ、合意文書に調印したこと、会談では日本人拉致問題も話されたことを伝えると、「オー」というような声が議員席から聞こえてきました。
今回、私は、「新県知事誕生をどう受けとめたか」、「原発再稼働については立地自治体だけでなく、隣接自治体もイエス、ノー言える仕組みにすべきではないか」、「消防器具置き場は消防活動の拠点、老朽化などでひどくなっているところがある。実態と課題について把握しているか」、こんなことを訊きました。
最初の県政に関する質問、正直言って、わが陣営の勝利を確信して質問通告したのですが、急きょ、シナリオを変えて質問しました。花角新知事が「県民生活最優先」を言っていたが、これは私が自分の選挙でずっと使ってきた言葉のひとつ、原発再稼働問題などで必ず貫いてほしいものだと言った上で、花角新知事の誕生を市長はどう受け止めたかとの質問しました。市長は、「選挙は、著しく損なわれた県民の信頼を回復し、県政の安定を取り戻す上で大変重要な意味合いを持っていた」「新たな知事の下におきましても、引き続き、当市の現状や課題を御理解いただけるよう、市民の声を県政に届けるとともに、県市長会などを通じて対話を重ねていきたい」と抑えた答弁をしていました。
「新県政と上越市の関係についてどうしたいと考えているか」との質問には、「県と基礎自治体、そして知事と市長村長との関係は、それぞれの権限と果たすべき役割を共に理解し合い、そして、協力・連携を図りながら、民生の安定、地域の振興に力を尽くしていくことが本分であると考えている」と答えました。
柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題に関して、私は今回、米山前知事の4月5日の定例記者会見の発言に言及し、「立地自治体のみならず、近隣自治体にも同意を求めるべきではないか」と質問しました。これに対して市長は、「国が専門的な知見に基づき、評価基準等もあわせて示すべき」と答えました。こういう姿勢だと、再稼働に前のめりの政府を喜ばせるだけです。もっと、原発に不安をいだいている市民の気持ちをくんでほしいと思います。
消防器具置場の質問で市長は、360棟にも及ぶ器具置き場のうち45%、162棟が町内会や農家組合等の地域の皆さんが所有され、残りの198棟は市が所有していること、既に消防団の活動には使われず、町内会の防災資機材等の物置として利用されている建物が55棟になっていることを明らかにしました。
老朽化が進んでいるところ、耐火、耐震構造となっていないところには早急に手を打ってほしいとの質問では、市長は、「建物の数が多く、また、全体的に老朽化も進んでいるので、今後、消防団活動に必要な建物の再整理をしながら、財源の確保も含め、計画的な建て替えをどう進めていくかが課題」「(現在の地域消防力の維持・確保を前提に)必要とされる消防部の再編成や現在ある消防器具置場等の適正な配備については、たたき台を作成し、各消防部や地域の皆さんと協議しながら具体の検討を進めることとしている」と答えました。具体的に指摘した上越方面隊の第四分団の実態については、私の通告後、担当の部長などが現地視察されています。今回の質問を契機に、大きく改善されることを期待したいと思います。
今日は、三八市へ顔を出してから市議会へ行きます。一般質問はきょうが最終日です。