おはようございます。今朝は5時に起床し、「しんぶん赤旗」日刊紙の配達をしました。その後、妻を柿崎駅まで送り、テレビをずっと見ていました。羽鳥モーニングショーで雪エネルギー、雪室のことがとり上げられるという情報が入っていたので、いま出るかいま出るかと待ち続けたのです。9時25分からやっと出ました。というわけで、いつもよりも2時間も遅い発信となりました。
昨日は市議会のDMO勉強会のメンバーで越後湯沢へ行ってきました。雪国観光圏の代表理事、井口智裕さんと雪国観光圏推進協議会事務局長の南雲剛さんから、同観光圏のこれまでとこれからの取り組みについてお話していただき、若干の意見交換をさせてもらいました。
私は北陸新幹線が開業後、越後湯沢駅での乗降客が激減する中で、どんなふうに地域の観光を守っていこうとしているのか程度の問題意識で研修にのぞんだのですが、まったくの不勉強でした。観光というよりも地域づくりそのものだったのです。そして、その内容には地域での暮らしをどう守り、維持していくかを考えていくうえで極めて重要な視点や手法が盛り込まれていました。
その1つは、地域で魅力を出していかないと人がいなくなってしまうということ。地域のフアンが多くなっていく地域づくりが求められている。これは観光地だけの問題ではなく、すべての地域について言えることです。人口減が各地で進んでいますが、この視点なくして解決の糸口は見えてきませんね。
2つ目は、お客さんの満足度に焦点を当てて、地域を見直すことです。圏域の中で、そこの顔となるものを選別し、絞り込んでいくことが大事だというお話でした。いろんな魅力がいっぱいあり、混在していてはお客さんに魅力が伝わらないという指摘はうなずけるものでした。
井口さんは地域づくりのステップには、①地域独自の価値の設定、②目標となる顧客像の設定、③地域独自の価値を顧客に体感させる、④仕組みづくりの4段階があることを具体的に明らかにしました。世界でここにしかない価値をどうつくっていくか。雪国観光圏では、「真白き世界に隠された知恵に出会う」ということに絞りこみました。目標となる顧客像は、「都内在住 40代独身の女性管理職」と定めています。ここに到達するまでには戦略会議などでしっかり調査され、議論されたと感じました。
今回の研修ではパワーポイント使っての説明がメインでしたが、観光圏で作成した動画が見事でした。動画を見たら、一度訪ねて見たくなる、宣伝はそのレベルまでもっていく必要があることを改めて認識しました。これは議会活動でも同じことです。どこまで近づけるか。頑張りたいと思います。
夕方からは市議会主催の議会報告会・意見交換会が名立区で行われました。私は名立区での議会報告会の参加は初めてでした。市民のみなさんの参加は7人(うち2人は女性)でした。
私は受付兼マイク係でしたので、市民のみなさんの発言をしっかりメモする余裕はなかったのですが、「(国宝の太刀)山鳥毛の購入はどうなっているのか」「(上越市の市域は広いので)選挙区を5つくらいにわけるべきでないか」「地域協議会から市に意見書を出しても意味がないのでは」「議員でHPを開設している人はいるか」「労災病院の医師不足の解決方法をどう考えるか」などの発言が相次いでいました。
名立区は地元に議員がいない区の一つです。「何かあったときに、誰に頼んだらいいのか」「桑取で県道が崩落したが、う回路ができるまでに時間がかかっているのは地元議員がいないからでは」などの声が上がっていました。出席した議員は、「議員は地元代表としての面だけでなく、全市的な立場で動いている。(困ったことがあったら)いつでも呼んでほしい」と答えていました。いままで以上に議員空白区に入ることが大事だと思いました。
きょうは取材およびデスクワーク、そして会議と続きます。