遅い発信となりました。おはようございます。今朝は遅く起きたうえに、早めにやっておかなければならない原稿の手直しがありました。いま、ようやく終わったところです。写真は今朝撮ったオカトラノオです。私の事務所から30メートルのところに咲いています。
昨日は「しんぶん赤旗」日曜版の配達を午前11時過ぎまで行い、市役所に向かいました。生活相談の対応があったからです。最近は、一つの問題が終わるか終わらないうちに次の問題が寄せられます。
午後からは市民プラザにおいて、市議会の「市議を目指しやすい環境整備検討会」主催の市民との意見交換会でした。午後1時半からの部と午後7時からの部がありました。いうまでもなく2回とも主催者側として参加しました。
やはり、違いましたね。「若い人や女性が市議を目指しやすい環境整備」について、現職の市議が考えていることと市議でない人の考えていることは。いきなりある人から「『若者・女性が市議を目指せない要因は?』というテーマは違うんじゃないですか。『若者・女性が市議を目指したくなるには』でしょう」と言われてしまいました。
午後の1回目の意見交換会のときも、夜の2回目のときも、参加者から出された意見には、「市議を目指しやすい環境整備」について考える角度、視点が新鮮なものが多かったですね。それらのなかからいくつかについて書きます。
まず、1回目のときのある女性の一言、市議は「遠い存在」だという言葉です。これはその人の周囲にいる議員のことか、市議一般のことかはわかりませんが、「身近に感じられない」というのはショックでした。「もっとそばで活動する姿を見せてください」「私たちの身近な問題をとりあげてください」「発言するとき、発信するときはもっとわかりやすい言葉を使ってください」ということなのでしょうね。
2つ目。これは夜の意見交換会でした。「市議と私たちの間には深い溝があるんです」。これも女性参加者の言葉でしたが、昨年春に市議になったばかりの人を前に「議員になったとたんに、違う存在になってしまった感じがする」とも言われました。そしてその隣にいた女性が続きました。「議員にはK、M、Kのイメージがあるんです。暗いし、難しいことばを使うし、固いんですよ」。これらの言葉を聞いたときはみんなで笑っていましたが、少し経ってから、「ああ、こんなふうに思われているのか」と思ったら切なかったですね。
意見交換のときには、当然のことながら同意できない意見も出てきました。テーマから離れてしまうことになるかもしれないと思い反論しませんでしたが、例えば、「歳をとった市議はやめればいい。そうすれば若いものが出ることになる」がその代表かな。議会は市民のあらゆる階層から出て、様々な意見を反映できるようにすることが大事なことだと思うのです。ま、これは別の機会に議論するとしましょう。
昨日の意見交換会はホワイトボードミーティング方式で行われました。率直に言って、この方式で本当に掘り下げた議論が行えるのだろうかという気持ちがありました。でも、昨日はそうした懸念を吹き飛ばす結果になったと思います。何よりも、参加したすべての人から意見を聞くことができました。議員でない人ならではの率直な声が次々と出されました。これで、議員だけで検討してきた課題が、議員以外の声を反映したなかで整理、分析出来ますね。
最後に、意見交換会が終わってから、ある参加者に言われた言葉を書いておきたいと思います。この人は昨日参加できなかった人から伝えてほしいと言われたということですが、その言葉というのは、「もっと議員は輝いてください。あの人のようになりたいと(市民が、若者が)思うような存在になってください」。たしかにその通りですね。
きょうはこれから「しんぶん赤旗」日曜版の配達です。午前に終わらせたいと思います。