おはようございます。いい天気になってきましたね。今朝は5時前に起きて事務所でデスクワークをしています。写真は5時過ぎに撮ったものです。少し靄がかかっていたのでしょうか。朝日がよく写りました。
昨日は午前9時半までに市役所へ行かなければならなかったので大忙しでした。活動レポートを印刷すると、「しんぶん赤旗」日曜版に折り込み、すぐに事務所を飛び出しました。
市役所に急いだのは、市議会の食料・農業・農村議員連盟でNPO法人・かみえちごファン倶楽部を視察することになっていたからです。
現地ではまず、同倶楽部がうけている「くわどり市民の森」へ行き、ガイドさんの案内で散策しました。ここはかつてゴルフ場の建設が予定された地域でしたが、市民の猛烈な反対運動の中で守られたという経過があります。水源地としても重要な場となっています。散策ではエゾアジサイやヤマブキショウマなどの野の花を楽しむことができました。モリアオガエルの卵も見ることができました。写真は「市民の森」から下るときに見つけたオタカラコウです。数年ぶりに見ました。
散策後は「市民の森管理棟」にてファン倶楽部事務局長さんから同クラブの活動について説明していただきました。倶楽部の活動フィールドは谷浜、桑取、中ノ俣、正善寺の4地区です。このうち桑取地区は写真家の濱谷浩の「雪国」の舞台となったところでもあります。
同倶楽部は、この地域の民族文化の保全と記録で大きな役割を果たしてきました。昨日の説明の中で「伝統生活技術のレッドデータ」なるものを紹介していただきましたが、こういったことに注目して活動されてきたことに驚きに似たものを感じました。伝統生活技術にたいしては諦め感が強かったからです。
倶楽部はまた、この地域の自然、棚田、文化などの資源を活かしてコメの販売から農産加工、古民家再生など幅広く取り組んでいます。暮らしの土台ともいうべき部分にも力を入れているのです。昨日の視察でびっくりしたのは、空き家をいくつも買い取り、民具の保管などをやっていることです。雪の多い地域ですから、雪から建物を守るだけでもたいへんな労力とお金がかかります。
倶楽部の活動地域では、他の中山間地域と同じく、高齢化が進んで人口減少も急ピッチで進んでいます。「予防福祉」にも取組み、食の問題や仲間づくりなどにも目を向けていました。「冬の給食会」の活動は初めて知りました。
今回は時間の関係で多くは書きませんが、同倶楽部の活動では「公的事業」を無収入でやっていることが多いこと、市の行革の削減対象となったことにより、児童生徒の自然観察などの活動が弱まった点があることなどもわかりました。これらのことは、さらに調べていきたいと思います。
視察から市役所に戻ったのは午後2時過ぎでした。その後、直江津の事務所に寄って、三和、安塚、大島へと車を走らせました。活動レポートのポスト下ろし、「しんぶん赤旗」日曜版の配達があったからです。
大島区菖蒲地区では、2人のおばあちゃんとお茶飲みをしました。「さあさあ入って、入って」と誘われて居間に上がらせてもらうと、飯台の上に天ぷらが並んでいました。そこで、私は初めてサワナの天ぷらをご馳走になりました。サワナはミズナとも言います。味噌漬け、粕漬けで食べることが多いのですが、天ぷらもあるとはびっくりでした。まずまずの味でした。緑色のがサワナです。出されたサワナの天ぷらは初物とのこと、「初物は食べると、75日寿命がのびる」とか。これで、少し長生きできそうです。
配達の途中、「小豆島から上越の山間部にお嫁に来たお母さん」と偶然、出会いました。先日の「春よ来い」で「花に惚れた」女性として紹介した人です。「いやー、反響ありましたよ。浦川原からも電話がありました。おまんちにそんな花があったかいだって」「近所の人たちも、みんなわかったわね」。お母さんは昨日も山菜の仕事をしておられました。まあ、ほんとによく稼ぐ人です。
いつもの家の生け花、事前に遅くなると電話を入れておいたので、今回は花がしおれることもなく、いい状態で写真に撮ることができました。ホタルブクロやエゾアジサイなど野の花もたっぷり入った生け花となりました。いつものことながらきれいなもんです。
朔日峠を超えて吉川区に戻ったのは午後7時近くになっていました。昨夕は夕焼けが見事でしたね。写真は吉川区の片田地内で撮ったものです。ごらんください。
きょうは午後から「市議を目指しやすい環境整備検討会」主催の市民との意見交換会があります。市民プラザにて、午後1時半からの部と午後7時からの部があります。