おはようございます。今朝は5時半に起きて、事務所に来ています。外は雨、予報通りとなっていますね。なんとなく蒸し暑く感じます。
昨日は朝の9時から災害対策特別委員会がありました。防災危機管理部長から45分ほど、この間の上越市の原子力防災対策について説明を受けたのち、バスに乗り込んで柏崎市に向かいました。オフサイトセンターや柏崎刈羽原子力発電所を視察するためです。この視察には参加を希望した委員外の議員も一緒でした。
まず視察したのは、新潟県放射線監視センターです。ここは災害が発生した時の諸対策を決めていく大本のデータを集める場所です。移動式モニタリングポスト、放射線監視テレメーターシステム、サーベイメータなどの説明をしてもらいました。事故が発生前から監視していますが、発生した場合は、通常の8人体制が60人体制をとるとのことでした。写真はゲルマニウムガンマ線分光分析装置の説明を聴いているところです。野菜などに含まれている放射性物質の種類や濃度を調べる機械です。
続いてオフサイトセンター(柏崎刈羽原子力規制事務所)です。専門官から同センターの概要説明を受けたあと、施設内を見学しました。説明を聴いていて「えっ」と思ったのは一時、大きな話題となったスピーディについてです。もうすでに用済みで、契約が切れているとの説明でした。泉田前知事などが主張していたようにモニタリングと合わせ活用することによって、避難経路もより現実的なものになると思っていただけに、ショックでした。
同センターは柏崎刈羽原子力発電所て緊急事態が発生したとき、その対策の拠点施設です。専門官によると、緊急時、最大で150人からのスタッフが集まるとのことです。ところが、仮眠室は狭く、女性専用のものはありません。県原子力災害対策(現地)本部も狭いのです。県振興局の建物がすぐ近くにあるにもかかわらず、地下道もないという指摘もありました。
福島の事故以降、オフサイトセンターについては、原発からの距離を中心に問題になりましたが、センターの機能についてはもっとしっかり見直す必要があるなと思いました。同行した議員の中からは、「事故が起きないという前提で造られたのではないか」という声もあがっていました。
昼食後、柏崎刈羽原子力発電所の視察です。すでに何度か視察していますが、東京電力は福島の事故以降の様々な対策を説明し、理解を得ようと必死という感じでした。免震重要棟、防潮堤、防潮壁、地盤問題などの説明に注目しました。でも敷地内の活断層の有無一つ見ても、従来の主張を繰り返すだけでした。写真は原子炉の模型のところで説明を聴いている場面です。
きょうはこれから町内会の班の集金をし、その後、「しんぶん赤旗」日曜版の集金、そして11時からは「かに池交差点」にて市民連合と野党の合同演説会、スタンディングに参加します。