おはようございます。今朝は6時過ぎに起きたものの、雑務に追われ、発信が遅れました。外は花曇りです。少し寒いですね。
昨日は午前に「しんぶん赤旗」日曜版の配達をし、市役所へ行きました。市役所では、午後1時半から各派代表者会議が開かれました。その中では、長期欠席議員の報酬をどうするかの検討を早期に行い、6月議会で条例化をめざそうということになりました。
今月の市議会議員勉強会は昨日の午後、高田にある料亭・宇喜世で行われました。議員勉強会を市役所から離れてやるのは初めて、それも「料亭」でやるというのですから、「ええっ」と思われる人もあるかも知れません。じつは、いま、この宇喜世が中心になって全国の「百年料亭」のネットワークづくりが始まっているのです。それも、まちづくりと連動させる形で。市議会がこの動きを学ぼうと出かけ、出張勉強会を開催したのです。
昨日の講演では㈱宇喜世社長の大島誠さんから「百年料亭復活への挑戦」を語っていただきました。
料亭・宇喜世は、数年前に大島さんらが経営再建に乗り出しました。再生に向けての努力が続きました。男性だけでなく女性からもお客として来てもらう、夜だけでなく昼間の営業もするなど様々な取組などを行い、お客さんを年間1万人から3万人へと増やしてきています。でも、改修に向けた資金調達ができないなどの悩みは全国の他の「百年料亭」と共通だと言います。
こうしたなか、大島さんなどが全国各地で空襲を逃れ、いまも続いている料亭を現地に足を運び、調べました。その結果、築100年以上の木造建築物で料亭をやっている、あるいはそこまでいかない建物であっても、経営は100年以上続いているなどの「百年料亭」は全国で60を超える(京都は入っていない)とのことです。いずれも経営的に厳しい状況になっていて、大規模改修ができなくなっているとか、後継者がいない、将来への希望が見出せない、などの悩みを抱えていると言います。
そして、いま、「百年料亭」のネットワークづくりが始まりました。先月の7日、全国から18の「百年料亭」が集まり、「百年料亭ネットワーク」設立総会が宇喜世で開催されたのです。そこでは「百年料亭」を核にしたまちづくりについて学び、今後、連携して取り組む課題などが明らかにされました。それと連動するように、昨日から3日間、「高田仲町ランチ+バル」が始まりました。昼間の仲町に昨日は食事客が700人も集まったそうです。
宇喜世は築140年の料亭。大広間は153畳という広さです。古い建物で、何度も大きな地震に揺さぶられてきましたが、それに耐えてきました。土台は丸石、力を分散させているそうです。先人の知恵はすごいですね。でも、最大で26㌢(㌢でなく、度かな)傾いているところがあるとか。歩いてみると、傾き、老朽化がハッキリとわかる場所がいくつもあります。
昨日は、大島さんの講演が終わってから、支配人さんの案内で2階、3階などの客室、広間など見させてもらいました。料亭といえば大人の遊び場所、密会、談合の場というイメージが強いのですが、「会いたくない人間と会わないで逃げるためにトイレの出入り口は2か所ある」「この部屋は人の家ということがわかるように入り口に小さな屋根がついている」など興味深い解説に引き込まれました。お城の天守閣のように四方を望める部屋、庭の紅葉を楽しめるように工夫した部屋、一枚板で造られた廊下、水車の材料を使った階段などを見て、改めて見事な木造建築だと思いました。黒柿をふんだんに使ったテーブルも初めて見ました。いい勉強になりました。
昨夜はめずらしくテレビを観ました。NHKプレミアムで放映した藤沢周平原作の時代劇です。原作の「化粧する女」は読んだばかりだったので、どこが原作と違うかなどがわかって面白かったです。いい作品になっていましたね。
きょうは、これから「しんぶん赤旗」日曜版の配達です。
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