昨夜はゆっくり寝ようと思って早めに帰宅したのですが、だめでした。おはようございます。寝たのは午前1時過ぎ、起きたのは6時半近くになっていました。遅くまで起きていたのは、インターネットで小池晃参院議員の質問を昨日の分だけでなく、その前日のものも録画で見てしまったからです。国民の立場に立った質問というのはこうあらねばならないと思いました。とにかくすごい迫力、質問力でした。
昨日は総括質疑2日目。私の出番でした。一般質問と違って、議案の中身をただす、それも登壇は3回だけ。こういうのは余ほどよく準備していないとうまくいきませんね。昨日は、定期巡回・随時対応型巡回訪問介護看護サービスを2016年度、新たにやろうとしたことができなくなった理由と今後の対応、新水族博物館整備事業の繰越明許費の理由として掲げた「労働力を確保できない」ということ、国宝太刀収集事業での交渉の進め方、現段階での寄付金の状況などについてただしました。
定期巡回・随時対応型巡回訪問介護看護サービスは第6期介護保険事業計画に載っているものです。やろうとしていたことは、当面は訪問介護と訪問介護の連携で対応できるということですが、その原因をしっかり探り、どうしたら7期につないでいけるかしっかり検討してほしいものです。新水族博物館整備事業での繰越明許費は理由は具体的にしてもらったことで理解できました。ただ、「労働力を確保できなかった」という書き方はいただけません。普通なら、「手が足りないんだったら、工事をとるなよ」ということになります。今後、どう変わっていくか注目です。
昨日の質問でマスコミが一番注目したのは国宝太刀収集事業でした。太刀取得の意義、交渉の進め方、寄付金の最新情報などを質問しました。答弁の中で市長は、「(3億2000万円という数字は)刀剣に関する学術研究者などによる価格評価を行い、提示された金額であり、市が購入するに当たっての上限額だ」とのべました。また、寄付金は「2月末現在では、市内外の個人・法人合わせて1,882件、約3,041万円」となったことを明らかにしました。
文化庁に「売り渡しの申し出」をして国が買うことになった場合は、申し出書に記載された予定対価の額は動かないことを示し、市の場合はどうなのかとの質問に、教育次長は、市教委が交渉にあたり、いくらにするかを決めていくこと、国宝だから、市の文化財調査審議会に買収について諮問をしないことを明らかにしました。市教委の事務方だけで決めるのでしょうか。
通告を出してから「しまった」と思ったのは、市民との合意形成について通告から落ちていたことです。これは今後の委員会審査などで訊いていくしかありません。
昨日は開会前に議場の机の上に各種資料が配布されました。その中には厚生常任委員会の所管事務調査資料もありました。そのなかで上越市は新上越斎場建設事業について新たな方針を発表し、頸北斎場を少なくとも更新時期までの期間は残すことを明らかにしたのです。
方針のなかで上越市は、①新上越斎場建設事業と頸北斎場の今後のあり方については、別の問題として切り離して検討する、②頸北斎場については、適正な施設管理の下で更新時期を迎えるまでの間は、維持管理に努め運営する、としました。
今後、新上越斎場の規模をどうするか、頸北斎場について、なぜ「更新時期を迎えるまでは」としたのかなど議論が必要ですが、とりあえずは新上越斎場の建設とともに頸北斎場を廃止することはなくなりました。
上越市は昨年10月、新斎場建設について、居多で新しく建設するとともに、その供用開始とともに、頸北斎場、経塚斎場の利用者(中郷、板倉区)も新斎場に集約する方針を打ち出しました。これには日本共産党議員団など一部市議、柿崎、大潟、吉川3区の地域協議会などが猛反発、多くの関係住民からも新斎場ができても「頸北斎場を残してもらいたい」「経塚斎場を居多と同じ料金で使えるようにしてほしい」という声などが上がっていました。今回の新たな方針は、世論と関係住民の運動がもたらしたもので、一歩前進です。
この注目すべき情報はただちにSNSを通じて発信するとともに活動レポート5日号にも書きました。昨日のうちにこのレポートを読んだ人からは、「よかったね。引き続きがんばってくんない」という声が寄せられました。
きょうはこれから吉川中学校の卒業式に出て、その後、市役所に向かいます。