やっと起きました。おはようございます。2日続けて夜遅くなり、体はぐったり、本も読まず、メールチェックもせずに眠りました。心配した風邪もおかげさまで悪化せずに治まりそうです。写真は事務所脇の野草です。たぶんハコベでしょう。上に向かって伸びようとしています。
昨日は総務常任委員会2日目。ちょうど北陸新幹線開業2周年記念日だったことから、2億407万円の新幹線整備促進費をめぐって議論が続出しました。私は先日の飯山駅視察で学んだことを頭に置きながら、この2年間の動きに触れつつ、新幹線駅及び周辺開発のあり方を考えるべきだと強調しました。また新規事業として打ち出された優良建築物等整備事業補助金について対象施設はどれくらいを想定しているか、補助金交付要綱はどうなっているかと質問しました。答弁で担当課長は補助金交付対象としてホテル2棟、分譲マンション1棟を予定していることを明らかにしました。補助金交付要綱はすみやかに策定していきたいとしました。
今年度のビッグ建設事業である新水族博物館整備事業、新年度一般会計予算に82億784万円が計上されました。私は、この事業に寄付金4億4000万円ほどが充てられることになっていることに注目し、その内容を明らかにするよう迫りました。
担当課長によると、寄付は「ふるさと納税」によるものと、一般的な寄付の2種類になります。その内訳は「ふるさと納税」によるものが3934万円、一般的な寄付は4億120万円ほどになるといいます。
「ふるさと納税」で寄せられた寄付金のうち「水族館整備事業にお使いください」と指定されたものは11人分、3103万円です。新水族館整備事業では、このほか、水族館とは限定しないで、「市長にお任せします」という「ふるさと納税」の中から33人分、831万円を充てるとのことでした。
注目したのは「ふるさと納税」以外の一般的な寄付金です。「水族館整備にお使いください」との寄付が14人分だけで、なんと4億100万円にもなるというのです。
大口の募金があったことがわかりますが、これらのなかには上越市発注の公共工事請負業者関係者から寄せられたものもあることが私の質問で明らかになりました。
課長答弁では5者(社と言ってもいいかもしれません)ということでしたが、これは委員会終了後、4者だったと訂正がありました。委員会の中では明らかにしませんでしたが、その後の調査でこの4者の寄付金額は2億7000万円にもなることが判明しました。
こうした寄付について担当課長は、「いい水族館をつくってほしいという思いに基づく、自発的な行為」で問題ないとのべ、野口副市長も「寄付はありがたいことだ」とのべました。
確かに、法的な規制はないようですが、市発注の工事を請負う関係業者がこういうかたちでかかわってくるのは道義的に問題がありますし、市政をゆがめられる可能性があります。私は前橋市の「補助事業における契約手続き等の取り扱いについて」という文書を示しながら、「市によっては請負業者(下請け業者、その役員など)からの寄付金などの資金提供を受けるなと、一定の規制をしているところもある。検討すべきだ」と訴えました。下の写真は総務常任委員会の審議の模様です。ただ、撮影は一昨日です。
防災危機管理部の審査では「消防団の適正配置計画」、消防水利活用方法などの検証をとりあげました。
このうち「消防団の適正配置」計画は消防団員数が減ってきている中で、必要な地域消防力を持続的に維持できるようにするのが目的とのことです。消防団関係者、町内会、自主防災組織、防災士、学識経験者で検討委員会を設置し、そこで5回にわたって議論した上で、計画策定そのものは委託に出すということでした。私からは地域の声をしっかり聴くこと、委託で324万円使うのではなくて自力できるのではないかと質問しました。担当課長は地域での声を聴くことについては前向きでした。計画の自力策定について担当部長は、今の体制では難しいとのべました。
自治・市民環境部の審査では、町内会集会場の耐震診断、耐震補強工事、非核平和友好都市宣言推進事業、中山間地域振興事業、移住定住対策事業などをとりあげました。
このうち町内会集会場の耐震診断、耐震補強工事では、まず現状を質問。市内の818の町内会のうち、自分たちの集会場を持っているのは725町内会。このうち今の耐震基準にあっていないものは335町内会の集会所とのことでした。新年度予算で耐震診断は4件、耐震補強工事はゼロの計上でしたので、町内会集会所耐震化のスピードアップのために、制度の見直しを求めました。担当部長からは前向きの答弁をいただきましたので、今後の動きに注目したいと思います。
非核平和友好都市宣言推進事業の質問では、映画、「この世界の片隅で」を2回観て、NHKのクローズアップ現代+を観たことの感想から入り、新たな視点で、若い世代がもっと参加する取組にするよう求めました。移住定住対策事業では「ふるさと暮らしセミナー」に参加した女性の暮らしぶり、ネットでの発信などを紹介し、市役所からの発信は、「上越市の中山間地域に住みたい」と思ってもらえるよう、これまで以上に生き生きしたものにしてほしいと訴えました。
昨日の自治・市民環境部の審査では市役所の説明員の他、傍聴席に関係職員が何人か傍聴していました。その人たちの中には、質問者がなるほどなと思わせる質問をした時や自分の上司にあたる女性課長がしっかりと答弁した時に微笑む女性がいました。こういう光景はこれまで見たことがありません。委員の質問もなぜかま~るくなっていましたね。不思議なものです。
きょうはこれからデスクワークをした後、市役所に向かいます。休会日ですが、午後からは党議員団会議があります。
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