おはようございます。今朝は5時過ぎに起きて「しんぶん赤旗」日刊紙の配達でした。真っ暗でしかも雨が降っていたので、早朝の風景を楽しむというおまけはまったくなし、しかも、どこかに1部間違えて配達してしまったようです。さみしいもんですね。
昨日は大忙しでした。活動レポートを4000枚裏表印刷し、「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金を10時半頃までにやり、大急ぎで高速バス停へ。新潟市へ向かったのです。
昨日は新潟市で介護保険学習講演会(主催、新潟市社会保障推進協議会他)があり、参加してきました。講師は大阪社会保障推進協議会の日下部雅喜さんです。日下部さんの講演を聴くのは2回目です。今回は「介護保険制度の行方と私たちへの影響」と題して、新総合事業と今後の介護保険改革の動きについて話していただきました。
講演では、2015年から大きく変わり始めた介護保険について説明した後、新潟市のことを中心にしながら、総合事業実施をめぐる課題・争点について丁寧に解説しました。安上がりのサービスへの置き換えをねらう政府に対して「専門的サービスを土台にプラスαを」いう日下部さんが争点として掲げたのは①現行水準の報酬額保障か報酬引き下げか、②緩和型サービスA型を中心にさせない、③要介護認定申請権を侵害させない、④自立支援に名を借りた「卒業」・利用抑制をさせない、⑤「上限額」を口実とした削減をさせない、の5つでした。
このなかで基準緩和A中心の取組をして、厚労省の方針を率先して実行している上越市の事例が紹介されましたが、今回の講演では、同じ総合事業に取り組むにしても形式的に移行して、現行サービスの水準を維持し、報酬も下げないで頑張っている自治体があることなどが明らかにされました。
日下部さんは、「『介護保険は詐欺だ!』と告発した公務員」という本を書かれています。講演の最後に、介護保険創設時に厚生労働省老健局長だった堤修三氏が「団塊世代にとって介護保険は『国家的詐欺』になりつつあるように思えてならない」とのべておられることを紹介されていましたが、ここまで来たかという感じですね。とても参考になる講演でした。
新潟から戻って午後7時からは、市教委による「国宝の太刀 山鳥毛と上杉謙信公・景勝公」についての説明会に参加してきました。会場は吉川多目的集会場です。約30人が参加しました。説明にあたったのは野澤教育次長と中西文化行政課長です。
このうち中西課長は、山鳥毛の魅力として、①豪壮な姿、②豪華で美しい刃文などをあげていました。刀を短くすることが多かったなかで長い刀をそのままにしていた「うぶ」など謙信公好みの刀の特徴のことや戦国時代の「贈答」などについての深く、興味深い説明には引き込まれました。とくに、米沢市上杉博物館にある「上杉景勝公自筆 腰物目録」に書かれている10の太刀がいまどうなっているかの説明には驚きました。
中西課長の話の中では、刀以外のことも出ました。約400年前の「越後頸城郡絵図」で吉川区にある町田がどういう集落であったかとか、吉川流域の山直海、下町、吉河、赤沢などに上杉軍団の「専業の戦闘部隊」がいたことなども語られました。「吉河」ってどこの集落なのかなど、知りたいことがいくつもあります。
昨晩は質問は一人だけ、「いまの市政の中で国宝太刀山鳥毛を購入すべきか否か」などの議論は残念ながら聞けませんでした。歴史の専門家による詳しい説明にうっとりしてしまったのかもしれません。
活動レポート1784号、「春よ来い」の第431回、「スカイライン」を私のホームページに掲載しました。レポートの裏面は地域によって内容が違います。お時間のあるときにごらんください。
きょうは午前に生活相談などで地元で動き、午後から高田に行きます。