長峰城の魅力再発見
猛暑が続きます。おはようございます。昨夜は窓を開け、扇風機も使って寝ました。それでも寝苦しかったです。今朝は6時過ぎに起床し、事務所に来ています。ミンミンゼミが激しく鳴いています。写真は昨日撮った米山です。
昨日はいざというときにいつでも病院にかけつけられるようしながら動きました。午前9時からは長峰城見学会でした。いまから400年前に2年間続いた長峰城と城主、牧野忠成の歴史をひもとくイベントです。郷土史家の植木宏さんから長峰城の出来る経緯や城の特徴などについてわかりやすく解説していただきました。イベントには地元の人や市内の歴史愛好家など100人近い人たちが集まりました。
植木さんの解説によると、県内には城が1200ほどあり、そのほとんどが山城とのことです。吉川区内には顕法寺城、町田城、六角城などいくつも山城が残っていますが、この長峰城は丘城です。上越地方には城が250~300くらい残っているそうです。
植木さんは、「数多く残っている城の中でも中心となったのは春日山城だ。春日山城を横綱とすれば、長峰城は大関くらいの位置にある」「当時の高田城主となった酒井家次を助けるために長峰城は作られたが、この城は造りかけの城というイメージだ。しかし酒井は10万石で、牧野は5万石、中藩だ」「春日山城、福島城、高田城と続く約500年は人間の歴史、動きがあって、いまの上越市の基礎であり、その1ページがこの長峰城である」「長峰城は空堀や土塁などの遺構がしっかり残っていて貴重だ」「文化財、史跡は地域の人がつくる。かまわんでおけば藪となる。今回の(保存会の)取組は地域の人たちによる再発見だ。どう守り、次の人たちにどう伝えていくかが課題」などと話をされました。
私はこれまで3回ほど長峰城を歩いていますが、今回、保存会の手によって整備され、どういう城だったかがよくわかるようになっていたのにはびっくりしました。駐車場から空堀、城の斜面を見ることができるように雑木林の一部が伐採されていました。そのことによって城の高さを確認できました。また南の土塁の断面が見られるようになっていて、地層がはっきり見えました。どんなふうに土塁が造られたかを目で見られました。
植木さんとは市の文化財の調査以来、久しぶりの再会でした。やはり説明はうまい。植木さんが、物見やぐらの説明では「南西の物見やぐらと北西の物見やぐらが堂々と見えたはず。その姿を見ただけでも敵は戦意を失ったんじゃないか」と語り、船着き場付近の説明では、「ここは長峰城で一番の場所だ。風が流れている。ここを整備して長峰池を見られるようにするといいですよ」と、魅力を語りました。
保存会の皆さんの努力と植木さんの解説で、長峰城は私が思っていた以上に大きく、存在感のあるものであることがわかりました。
見学会が終わってから大島区へと行きました。夏まつりの見学です。ちょうど午前の部のいいところが終わったところで、屋台をまわり、交流してきました。菖蒲地区に入った地域おこし協力隊の女性とも初めて言葉を交わしました。
午後からは病院です。一昨日の早朝、交通事故で緊急入院した親戚の人は依然として重体となっています。家族の人や親戚の人たちと見守りました。
きょうは午前に党地区委員会で議員団会議をやります。市役所にも行きたいと思っています。
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