相変わらず風が吹いていますね。おはようございます。今朝は5時過ぎに起床し、事務所でデスクワークをしています。外は青空が見えますので、天気は徐々に良くなって行くのかもしれません。写真は昨日の夕方、吉川区下町で撮った田植え風景です。ここ数日、田植えは風とのたたかいになっています。
昨日は大島区旭地区で行われた旭新緑祭でした。最初は雨のため食事会だけかなと思ったら、天気が回復。従兄から電話で予定通り山菜採りやブナ林の観察などが行われるとの知らせが入り急ぎました。
午前の部は市内外から約50人が参加しました。なかには東京からやってきた人たちもいました。山菜採りコース2班、ブナ林観察コース1班に分かれて行動したのですが、私は今回はブナ林観察コースを選択しました。ガイド役の植木務さんの話を楽しみ、学びたいと思ったからです。
植木さんの話を聴くのは初めてです。雪国の集落における屋根の構造や雪対策としての小さな池の役割、水芭蕉と熊の冬眠の関連話、そして本題のブナ林のことと惹きつけられる話ばかりでした。植木さんはまじめな顔をしてときたまジョークっぽいことを言います。聴診器を持ち出し、ブナの幹にあてる前に、「まず、自分の心臓のところにあててみてください。音がしたら生きていることになります」と話すと笑いが出ました。ブナは幹の太さが円周1㍍なら樹齢100年、2㍍なら200年だとか、5~7年に1回実をつける、ブナの木1本につける葉は20万枚から40万枚にもなることなどたっぷりと話をしてくださいました。
すごいなと思ったのはモウセンゴケについての解説でした。ブナ林を離れて、イワカガミの花が咲く土手へ行った時、「ここにモウセンゴケがあります。わかりますか」とみんなに探させ、その後、食虫植物としてのモウセンゴケの成り立ち、どんなふうにして小さな虫をとらえるのかなどについて解説しました。たぶん、一度下見に来ておられたのではないでしょうか。ブナの落ち葉は乾くと滑りやすいことから、あらかじめ、みんなが歩く道を掃除しておいてくださったのにも驚きました。
お昼は竹平の共同車庫に移動していただきました。そこでは地元の何人もの女性の人たちが山菜の天ぷらを揚げておられました。ウド、ワラビ、ワサビ、フキの葉、嫁泣かせ、コシアブラなどたくさんありましたね。私は従兄のグループに加わらせてもらい、焼き肉や山菜の天ぷら、従兄の嫁さんのつくってくれた美味しいおにぎりなどをいただきました。車庫内での食事会の参加者は100人を超える盛況ぶりでした。「はーい、嫁泣かせの天ぷら揚がりましたよ」との声で、参加者は「何の天ぷらだ」と思ったのでしょう、「嫁泣かせ」に対する関心が一気に高まりました。そして誰が言ったのか知りませんが、「詳しいことは橋爪に訊け」ということになったらしく、私のところへ何人もの人が質問にやってきました。正式名称はシソ科のアキギリであること、大量に採っても早くくたくたになるので嫁さんが苦労すること、一部にこれを食べると夜、元気になる男性があるという説もあることなどを話しました。
きょうは私の地元、吉川多目的集会場にて日本共産党後援会主催で午後1時から、「山菜料理を楽しみ、政治を語る会」が行われます。会費は1000円です。飛び入りもオーケーだそうです。ぜひお出かけください。