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全国いっせいスタンディング、映画「祖谷物語」


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 オー、ぶるぶる。おはようございます。今朝はぐんと冷えましたね。田んぼへ行きましたら、イネのまさりに霜が降りる一歩手前といった感じでした。遠くに見える尾神岳も寒そうです。

 昨日は午前11時からスタンディングでした。その前に、学校の文化祭に行くという妻に頼まれ、アキノキリンソウとオヤマボクチ、ノコンギクの花を採ってきました。みんな、そろりと終わりを迎えを迎えます。アキノキリンソウはやっと見つけました。写真にはノコンギクは写っていません。

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 スタンディング、雨が降っていたにもかかわらず、70人を超える人たちがかに池交差点に集まりました。休日の一番交通量の多いところで、70人もの人たちがアピールするというのは迫力がありますね。それにしても、見たことのないお母さんや子どもさんの姿もありました。安保法制、戦争法が国会で強行されてもさらにアベ政治に対する怒りはどんどん広がっていますね。

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 お昼過ぎに安塚へ。ここでは文化展を観てきました。こじんまりした会場でしたが、実の付いた木と花の組み合わせ、あるいは焼きものとの組み合わせが素敵でした。

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 午後2時からは高田世界館で久しぶりに長時間映画を見ました。しかもフィルム上映です。映画はいま話題の「祖谷物語―おくのひと―」、上映時間は2時間50分です。
 上映が始まると同時にスクリーンに白いプチプチが出ました。2台の映写機を交互に使っての上映では、映写機が替わるタイミングにフィルム切れのような微妙な間が生まれ、それがちょっとでも長いと映写機の方を見てしまいます。懐かしい。50数年前に小学校の体育館で行われた映写会を思い出しました。
 物語の舞台は徳島県三好市の祖谷(いや)が中心。人間らしい暮らしとは何かを考えさせてくれるすばらしい内容でした。電気もガスもなく、水は清流から汲んで使うという暮らしはいまでは考えにくいことですが、厳しい自然の中で暮らすお爺と春菜の姿に惹きつけられたのは私だけでしょうか。同じ家に住む者が愛情を持って暮らす、力を合わせて生きていくことの大切さなどを改めて感じましたね。
 スクリーンに映し出された自然はとてもきれいでした。夕暮れ時や夜明け前の谷間の風景、ひぐらしの鳴き声などとともに印象に残りました。山のすぐそばを白い雲がスッ、スッと通り過ぎていく。人間が畑仕事をしているときにじっとしているバッタがいる。逆光の中の山道、天秤棒を担いだ青年が水桶を運んで登っていく。道ばたに咲く野の花がクローズアップされる。薄暗いなか、雪が下から吹き上げて舞う。カメラの動きにも惹きつけられました。
 俳優としての田中泯に初めて出会ったのは、数年前の映画「ほかいびと」でした。俳人、井上井月を演じた田中泯の体の動きに「すごみ」を感じたものです。今回の映画でも、雪の中、寝間着姿でふらふらと歩く姿は強烈でした。狂った人間のようにも、認知症が極端に進んだ人間のようにも見えました。そして、そのときの体つき、後ろ姿は私が中学校2年生のときに病に倒れた、私の祖父、音治郎とそっくりでした。ますます田中泯が好きになりました。

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 きょうはこれから街頭宣伝です。午後からはデスクワークです。

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2015年11月04日 08:01に投稿されたエントリーのページです。

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