冷えましたねぇ。おはようございます。今朝は外に出していた車のフロントガラスが凍りました。お風呂の残り湯で溶かしましたが。事務所へ来るとき、空気はひんやりしていました。妙高、火打はきれいに見えました。写真は事務所の近くで撮ったものです。近くの池では猟師たちのパンパンという銃の音が聞こえてきました。
昨日は午前に訪問活動を1時間近くやった後、長岡市へ高速に乗らずに下道で向かいました。5回目の「立憲主義と憲法9条を守る新潟県民の集い」が長岡市のリリックホールで開かれ、参加してきたのです。
ギターリスト・畠山徳雄さんによる「禁じられた遊び」「イマジン」などの演奏は昨年に続いて2回目かと思います、素敵でした。続いて行われた現地呼びかけ人による「一言スピーチ」も個性あふれた、力強いものでした。
前長岡市議の大平美恵子さんは、茨木のり子の詩を引用しながら、戦争法強行時のことに触れつつ、「怒りの火種は湿らせてはならない」と訴えました。2番手の長岡大学教授の兒嶋俊郎さんは、「戦前から日本の官僚などは普通の人間も欺き、犠牲にしながら他国に侵略をし、大国の陰で利益をむさぼってきた。彼らの動きに歯止めをかけて、それとは違う未来をつくっていこう」と呼びかけました。ドキュメンタリー映画監督の小林茂さんは、豪雪地帯での生き方を問う映画「風の波紋」への協力を訴えたあと、いまの世の中をずばずば切り込む自作の詩を朗読、「ああ叫べ、叫べよわれら、希望がある限り叫べよ、希望に向かって叫べよ、希望を失っても叫べよわれら、われらの希望は銀河の夜を走っているのだ」と結びました。写真は小林茂さんです。
今回の講演はフォトジャーナリストの石川文洋さんです。「私が見た戦争と沖縄の基地」と題して約1時間半にわたり戦争の悲惨さや沖縄で「引き継がれなかった」命などを紹介し、平和を守ることの大切さを訴えられました。
講演では自ら撮影した写真をスクリーンに映し出して話されましたが、講演の前半で紹介された1枚1枚の写真は先の安保法制(戦争法案)審議での政府答弁の欺瞞性をつくものでした。「後方支援で危険がせまってくれば中止してと言っていたがそんなことはできるとは限らない」「兵站というのは戦闘部隊と同じだ。地雷、待ち伏せなどいろんな形で攻撃される」「これまで自衛隊が派遣されて殺し殺されることがなかったのは奇跡に近い。今後は必ず起きてくる」などの言葉に説得力がありましたね。
紹介された写真には石川さんの乗っていたジープが石川さんの降車5 分後に破壊されたものとか、銃の引き金に指をかけ、緊張している兵士などの姿もありました。私が一番強く印象に残った写真はベトナム戦争のときの若い二人のお母さんの写真です。住んでいた集落が攻撃され、何人もの自分の子どもを残し、たった一人だけ子どもを抱いて逃げる若い母親の切ない表情が映し出されていました。
集いの最後は集会宣言。新婦人の樋口ナミさんが「戦争法廃止まで絶対にあきらめない。立憲主義と憲法9条を私たちの手に取り戻す」など読み上げ、全会一致で確認されました。
きょうはこれから議員団会議です。午後からは街宣となります。