おはようございます。今朝は5時半に起床、空に素敵な雲が広がっていたので写真撮影に出かけました。おかげでフェイスブックへの投稿、ブログの更新は少し遅れました。
昨日はこの4月から始まった新総合事業にどう立ち向かうかを学ぶ学習会が新潟テルサでありました。にいがた自治体研究所と新潟県社会保障推進協議会の共催です。県内の介護保険事業所職員、自治体議員、地域包括支援センター職員など160数人が集まりました。半分は事業所職員さんたちだったということです。介護保険学習会でこれほど事業所の方が集まったのは、それだけ新総合事業に強い不安や悩みを持っておられるからだと思います。
第1部は総合事業調査報告。にいがた自治体研究所介護保険研究会会長の上杉あさ子さんと新潟県社会保障推進協議会事務局長の新倉順さんが報告してくださいました。
上杉さんは、「どの自治体もたいへん戸惑っていて、新総合事業を開始、準備しているところもいわば手探り状態だ」「各自治体によって新総合事業への対応のスタンス、内容とも違いがあり、どのような制度になっていくかは自治体の対応いかん」「国の示すガイドラインに準拠するのか、地域の事情、これまでの取組を踏まえて、サービス水準を維持しようとするかで大きな違いが出る」ことなどを明らかにしました。
新倉さんは、7月から2か月間取り組んできた「事業所の総合事業対応状況アンケートのまとめ」を報告しました。この中で注目したのは4月から全面実施している上越市内の事業所の実態です。「緩和された利用者の方たちを受け入れることで報酬が下がることになり、経営が悪化している」「あまりにも報酬が変わったため、事業所としては本音は参入したくない。しかし、いままで提供していた利用者様を放りだすことはできない。今後、割合か、緩和Aが増加していくと事業所としての運営が難しくなることが不安です」「基準が曖昧で書類などどこまで整備するべきかわからない。チェックリストの判定基準が包括支援センターにより変わり、事業所も利用者も戸惑うことが多い」など深刻な訴えが記されていました。
第2部は大阪社会保障推進協議会の日下部雅喜さんの講演です。「介護保険改定で問われる地域・自治体の課題と展望」と題する講演は、途中休憩をはさんで約2時間にも及ぶものでした。日下部さんは自治体で介護保険担当されている方で、制度の仕組みも現場の実態もよくご存じの方なので、とてもわかりやすく、いい勉強になりました。課題として提起された、①サービス単価と種類をどうするか、②利用の「入り口」の手続きをどうするか、③サービスの「選択」「卒業」をどうするか、などはとても参考になりました。日下部さんの講演は録音させていただきましたので、もう一度聴いてから、整理してお伝えする予定です。
昨夜は高校時代の同級生数人がお酒や食べ物などを持ちより、楽しいひと時を過ごしました。上越妙高駅を活用したまちづくり、高田のマンション事情、上越市におけるリーダーシップのあり方、同級生の動向などで意見や情報などを出し合う、賑やかな時間となりました。私は新潟市から直行、あらかじめ用意しておいたヤマボウシの実を持参し、交流しました。「9月の宴をやりましょう」と声をかけ、いろいろと準備してくれた谷さん、場所を提供してくれた石塚さん、ありがとうございました。
きょうは上越市で県母親大会があります。分科会、全体会に出てきます。