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上越市でも700人が戦争法案反対集会


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 今朝はミンミンの鳴き声で目が覚めました。おはようございます。雨はやみ、いまは曇り空です。このところ、雨っぽくなっていますね。写真は昨日の集会後のパレードで私の前を歩いていた女性の傘です。素敵な傘があるんですね。アンブレラと呼びたくなります。

 「戦争法案NO!全国100万人大行動上越集会」は昨日、かに池公園で行われました。雨の中にもかかわらず、法案の成立を許してはならないと上越地方の3市から700人もの人たちが駆けつけ、戦争法案反対の気勢をあげました。

 主催者を代表して挨拶に立った馬場秀幸弁護士は、「私の事務所にはいろいろな人が(法案について)連絡をよこした。82歳のおばあちゃんも心配して電話をくれた。安倍政権は憲法の手続きを無視して戦争法案を成立させようとしている。法案が成立したら、内閣の考え一つで自衛隊は地球上のどこへでも行くことができるようになる。こういう世の中にした安倍政権は許せない」と訴えました。

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 続いて8人の市民が次々と登壇、戦争法案についての思いや廃案に向けた決意などを語りました。このうち、8月に広島へ行き、被爆者の体験を聞いてきたという大学院生の西野原夢真さんは、「原爆投下時に10歳だった被爆者は、『地獄を見た。その光景は一生忘れることがない』と語っていた。(安倍首相がねらう)集団的自衛権はいらない」とのべました。二人の子どもの母親である長澤美穂さんは、「日本は戦争のできる国に向かっている。子どもたちが戦争に行くかも知れない現実をいま突きつけられている。一部の大人の勝手な都合で子どもたちの未来を奪われてたまるか。命よりお金を優先する人たちに未来を奪われてたまるか。子どもたちに未来のバトンを渡すまで絶対にあきらめない」と強い決意を語りました。上越市役所職員労働組合の沢田繁委員長は、「私たち、役所の職員は昔みたいに赤い紙を持って戦争に行けと配り歩くようなことはしたくない。絶対にしたくない。私たちは市民の命と財産を守るのが仕事だ。命を守らないでどうするのか」と訴えました。

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 集会では社民党、日本共産党、民主党の代表も決意を表明しました。このうち日本共産党の上野公悦上越地区委員長は、「いま、この時間帯に国会周辺で10万人包囲行動が、全国津々浦々で100万人総行動ということで、たくさんの人たちが頑張っている。この上越の集会も大成功だ。日本共産党はみなさんとしっかりスクラムを組み、政党や宗教などの違いなどを乗り越えて、この法案をやめさせる、そして安倍内閣を打倒するために頑張る。ともにがんばろう」と訴えました。

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 最後に原発の県民投票実現めざし頑張ってきた橋本桂子さんが「平和な環境で暮らしたい、人間らしく生きたい、これは私たちの人間としての願い。この願いを根っこで支えてきてくれたのは日本国憲法です。安倍政権は日本国憲法の立憲主義・平和主義を根底から破壊しようと企てています。私たちは、戦争なんてまっぴらごめんです。私たちは、心の底から戦争法案の廃案を求めます」という集会アピ-ルを提案し、採択されました。参加者は集会後、公園から市役所まで約2㌔をパレードし、通行者などに法案廃案を呼びかけました。

 集会で発言された人の名前と発言内容を紹介します。ただし、馬場秀幸弁護士と上野公悦市議の発言は上記したので省きます。

【山田恭平さん】23歳。「戦争は貧困とつながっている。戦争に行くことによって若者たちが大学へ行くことが可能になるようなことがあってはならない。若者や子どもの夢は日本の未来だ。人の未来の大切なものを踏みつぶす戦争法案は許せない」
【西野原夢真さん】大学院生。「8月に広島に行き、被爆体験を聞いてきた。これまで家族にも被爆について語ることがなかったある被爆者は、戦争法案を通さないためには体験を語るしかないと言っていた。原爆投下後は火の手があちこちに上がり、皮膚のただれている人もたくさんいて、当時10歳だった被爆者は、『地獄を見た。その光景は一生忘れることがない』と語っていた。(安倍首相がねらう)集団的自衛権はいらない」
【長澤美穂さん】2人の子どもの母。「まさか、自分が生きている時代に戦争反対の声をあげるなんて思ってもみなかった。ずっと昔のじいちゃん、ばあちゃんの話だと思っていた。日本は戦争のできる国に向かっている。子どもたちが戦争に行くかも知れない現実をいま突きつけられている。一部の大人の勝手な都合で子どもたちの未来を奪われてたまるか。命よりお金を優先する人たちに未来を奪われてたまるか。子どもたちに未来のバトンを渡すまで絶対にあきらめない。痛い思いをするのも怖い思いをするのも私たちが産み育ててきた子どもたちだ。悔しいと言っている場合じゃない。人任せにしている場合でもない。無関心からも他人事からも卒業する。動き続けあきらめない、子どもたちに未来を渡すその日まで絶対にあきらめない」
【原野聖子さん】弁護士。「弁護士ではあるが、2人の母親でもある。憲法は私たち国民を縛るものではない。国家を縛るものだ。国家が暴走して私たちを侵害しようとしたときに、憲法が制圧する。多くの憲法学者がこの法案は違憲だと言っている。私も集団的自衛権行使は違憲だと考えている。歴代の内閣も集団的自衛権は違憲だと解釈してきた。安倍内閣は内閣法制局の人事でこの解釈を突然変えてきた。立憲主義無視の内閣を私は許せない。また2人の母親として、子どもたちの身が危険にさらされるリスクは避けたい。子どもたちが戦争に巻き込まれ、命の危険にさらされたり、ひもじい思いをさせられたりすることを認めることはできない。私は安保法案に反対だ」
【沢田繁さん】上越市職労委員長。「きょうは、私たちの仲間、家族も含め90人くらいで来た。ここで言いたいことはひとつ、私たち、役所の職員は昔みたいに赤い紙を持って戦争に行けと配り歩くようなことはしたくない。絶対にしたくない。私たちは市民の命と財産を守るのが仕事だ。命を守らないでどうするのか。廃案に向けて一緒に頑張ろう」
【植木八千代さん】県立中央病院看護師。「私は広島で行われた被爆70周年の集会に参加してきた。原爆投下により、一瞬にして数十万の尊い命が奪われた。かろうじて生き残った人たちも心や体に傷を負い、いまも苦しんでいる。幼い命も犠牲になった。子どもたちの心痛を思うと、悲しみと怒りと苦しみで私の心は大きくゆれた。いたたまれない感情がこみあげ、涙が止まらなかった。戦争をする国にさせない。子どもから平和、未来、幸せを奪ってはいけない」
【長尾信也さん】元高校教員。「安倍政権の憲法破壊の暴挙にもう黙っていられない。いま、かつてないほどさまざまな階層の人たちが戦争法案反対の声をあげている。とりわけ日弁連など弁護士のみなさん、憲法学者などのみなさんが運動の先頭を行ってくださることで大きな励ましを受けている。京大の有志の会のみなさんの声明文が反響を呼んでいる。この声明文を子どもの言葉に置き換えた『わたしの“やめて”』を読み上げ、戦争法案反対の決意を固めたい」。
くにと くにの けんかを せんそうと いいます
せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」
という だれかの いいわけで はじまります
せんそうは ひとごろしの どうぐを うる おみせを もうけさせます
せんそうは はじまると だれにも とめられません
(以下略)
【菅原賢明さん】糸魚川9条の会会員。「糸魚川市での戦争法案反対の活動を報告したい。6月以来、様々な団体で街頭宣伝、集会、アピールなどをやってきた。市民の人たちの反応も変わってきた。市民の(戦争法案反対の)声は大きくなってきている。きょうは糸魚川から満員のバス2台、それと自家用車で70人を超える人たちが参加している。きょうの集会を力にして一緒に頑張りたい。
【小山芳元県議】社民党県連代表。「11法案あるが中身が国民にはよくわからない。しかしハッキリしているのは、いずれの法案も自衛隊の出動、武力行使を可能にする、そのために憲法を捻じ曲げてつくったものだ。国会で審議をすればするほど矛盾が露呈をしている。憲法違反がいっそう明白になっている。アメリカはこれまでイラク戦争などで日本に自衛隊に協力を求め、日本は派遣をしてきた。しかし、憲法9条があり武力行使はしない、戦闘地域での行動はしないという条件付きだった。いま安倍政権が行おうとしているのはこの条件を取っ払うということだ。この集会を機に戦争法案廃案、安倍政権打倒の運動を盛り上げていこう」
【梅谷守前県議】民主党新潟6区総支部長。私がいまここで申し上げたいのはご通行中のみなさん、お買い物中のみなさん、信号待ちの方々、こういう集会を見かけたら、少しでも耳を傾けてほしい。そして法案が通ってしまったら、私たちの未来がどうなっていくのか、あなた方の事柄として自覚をしていただきたい。集会参加のみなさん、この法案の問題点、課題、どんどん広げていこう。法案が通ったらどんな汚点を残すのか広げよう。
【橋本桂子さん】「みんなで決める会」共同代表。「おじいちゃんもおばあちゃんも戦争体験者だ。おじいちゃんはシベリア抑留、おばあちゃんは満州から帰ってきた。その二人が「戦争ないだけでどれだけ幸せか、わかるかね」と言われ、ここまで育ってきました。戦争にならない社会を一緒につくっていきましょう」

 きょうはこれから党地区委員会勤務です。会議もいくつかあります。


 

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2015年08月31日 07:31に投稿されたエントリーのページです。

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